2011.05.11
グレングラッソー蒸留所の見学を終えた後は、エルギンに向かって折り返す方角のバスに乗り込んで、途中にあるバッキーという町を目指します。
バスで30分ほどでバッキーの町に到着。海沿いにある町ですが、蒸留所自体は、町から内陸の方へ少し歩いた町外れにあります。
バスの中で、次のバスのタイムテーブルを確認して、この町の滞在時間は1時間と決定。少し駆け足で蒸留所まで向かいます。
(だだっぴろい草原の向こうに、双塔のパゴダ屋根が見えてまいります)
蒸留所に到着すると、なにやら工事中のご様子。こちらは、ディアジオ系のノービジター蒸留所なので、普段から一般の観光客へは開放していないのだけれど、工事の慌ただしい雰囲気は、それとはまた違った意味で「NO ENTRY」な感じがしております。
現場のおっちゃんたちが作業をしている隣をそそくさと横切ってオフィスを目指します。
(ご覧の通り、蒸留所全体が工事しているようで、そこいら中に柵が立てられている)
(気まずかったので、工事の人がいなさそうなウェアハウスの裏通りを行きます。かなり味のある壁面)
ようやくオフィスと思しき建物についたのでドアをノック。この調子じゃ、見学なんてもってのほかだろうけど、せめて、なんの工事をしているのか、くらいは聞けたらいいなー、と思っていたのだが、どうやら無人の様子で、中からはなんの反応もない。
これ以上、工事のおっちゃんたちが作業する中うろちょろするのはさすがに怒られそう。びくびくしながらも、それでもスチルハウスは発見したので、ガラス張りの壁に張り付いて中を撮影。
(計4基のスチルが向かい合っている。右手が初留釜、左手のやたら細っちいのが再留釜)
(どちらのスチルも、ネックがコンデンサーに向かってぐいっと角度をつけられているのが特徴的です。しっかし工事中だな。。)
なんとかスチルの写真も撮れて満足。おっちゃんたちに愛想笑いを浮かべながら、そそくさと退散します。
(ベルズのホーム蒸留所の一つらしく、しっかりと看板が立っていた)
(蒸留所はこちら、の矢印と共に「Construction」の文字も。なにか建設しているのかな???)
そんなこんなで慌ただしくも、見学を終了。本当は「花と動物」にも描かれているオイスターキャッチャーの姿を探そう、とか考えていたのですが、そんな暇はなく、当初の予定通りのバスに乗り込んでエルギンに帰りました。
帰ってから調べてみるも、この工事がなんの工事だったのかという情報を得ることは出来ませんでした。もし何かご存知の方いらっしゃいましたらご教授くださいませ。
#Inchgower