2017.05.24.
ホステルに荷物を放り投げたら、足早に本日がオープンデイのグレンスコシア蒸留所へ向かいます。
(どどーん)
こちらの蒸留所の訪問は、2012年以来5年ぶり。
当時はまだツアーや見学などはやっておらず、完全なるノービジターの蒸留所でしたが、今ではショップも完備され、ツアーも複数の価格帯で提供しております。それだけにとどまらず、今年3月には「グランドツアー」と名付けられたイベントをロンドンで開催。キャンベルタウンまで行かなくても、グレンスコシア蒸留所の雰囲気を体験できるイベントとして、今後アメリカをはじめとした世界中で開催の予定だそう。日本にも来る日が楽しみですね。
この日は13時からのウェアハウステイスティングを予約していたので、それまでは暇。
受付で予約していた旨を伝えてチケットをもらい、しばしショップ内をふらふらと見回す。蒸留所限定のボトルや、今回のフェスティバル向けのボトルを発見しわくわくしていると、何やらキルトを履いたおっちゃんがやって来て「今からフリーツアーやるよ!参加者希望者はこちらへ!」みたいな案内を始める。こいつはいい。前回来た時は迷惑御免の傍若無人ツアーだったので、せっかくなので改めて見学させてもらおうと、彼の元へ。
私以外にもう一組、アメリカから来たという若者2人組と共にツアーはスタート。
(前回はおそるおそる入っていった敷地内へも、今回は堂々と。右手にはドラフの排出口が見える)
(モルトミル。よく見るポーテウス社製の赤いやつとは違うな。。)
(挽かれた麦のフラワー)
(前回来た時は赤いペンキで塗られていたマッシュタンが、青く、ロゴ入りにかっこよく塗り直されていた)
(マッシュタンの中では麦汁がぐーるぐーると撹拌されている)
(そして麦汁はウォッシュバックへ。こちらの蒸留所のウォッシュバックは全部で9槽。うち6槽は室内にあり、残りの3槽は、写真正面のドアを出た先、屋外にある)
(そしてスチルへ。前回来た時は、もっと赤黒く、年季の入った色味をしていたのに、ぴっかぴかに塗り替えられていた。お暇な方は、ぜひ前回の記事もご覧いただきたい。同じスチルとは思えないくらいにぴっかぴかである)
(そしてラインアームの先は壁を突き抜けて屋外にあるコンデンサーへ)
(外には冷却用や仕込み用と思しき水を蓄えておくタンクが二つ横たわっている。その奥に見えるのが、屋外に置かれている3槽のウォッシュバック)
(樽置き場も見せてくれた。まだ中身の入っていない、大量の空き樽がみつちり)
そんなこんなで、フリーのツアーは終わり。
個人的はぴっかぴかになっていたスチルが一番の見所でした。見てくれをあまり気にする必要のない、ノービジター蒸留所からの変貌ぶりたるや。蒸留所見学の観光客も増えているというし、他の蒸留所でもこうした変化はたくさん起こっているのでしょうねぇ。
#Glen Scotia