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今年もよろしくお願いします

皆様、2024年となりましたがいかがお過ごしでしょうか?
大晦日は泊まりで仕事をして、元旦は寝て過ごしたため早くも昼夜逆転しております。

昨年はものすごく久しぶりにウイスキーのイベントに参加しました。ブースも参加者も様変わりしており、特にジャパニーズウイスキーの勢いを感じました。
天井知らずのジャパニーズのブームに水を差す存在と思われていそうで若干の居心地の悪さを感じながらも、やはり現地参加はいいですね、楽しませていただきました。

このブログには時期にもよりますがテイスティングにある程度の時間が取れたのもあり、インスピレーションを感じたボトルを中心にのんびり更新させていただきました。

思いがけないお誘いをいただき、本業では4月から新しい職場に勤務することになりましたが、テイスターとしての立場は同じです。
雑誌にもコンペにもブログにも、これまで同様に忖度のないフラットな立ち位置からテイスティングさせていただきたいと思います。
万一干されたとしても本業があるので屁でもないですし、居心地が多少悪かろうとそれが私の存在意義でしょうからね。

さて、今年最初のモルトはスリーリバーズさんの20周年記念でボトリングされたアードナムルッカンにしました。

シェリーカスクのヴァッティングで熟成も長くありませんが、すでにちゃんと仕上がっています。
いつもウイスキーは熟成感があってなんぼだと老害のように言っていますが、今も昔も樽のスペックやヴァッティングの妙により短熟でも熟成感のあるものはあります。
このボトルがまさにそれで、味付け感などやりすぎない範囲でのシェリーカスクの主張と原酒のピート感、原料の麦芽の旨味と熟成に由来する部分の多いフルーツ感や複雑さが見事に融合しています。

正直、このボトルが瓶内変化を経て極端に美味しくなるとか、ここで使われたような樽が長期熟成したら美味しくなるとか、それはあまり思いません。
しかし、上手に作れば短熟でも昔からのドリンカーを酔わせるものを作れることを証明してくれる素敵に明るいニューリリースだと思います。

きっと、こういうものが作れるということは、別の系統として長い熟成を経てさらに高いレベルで美味しくいただけるものを作っている志の高い生産者さんが国内外にたくさんいるのではないかと、そんなことを感じている2024年の年始です。

なんだか話があっちこっちに行ってしまいましたが、今年も公私ともに頑張りますのでお引き立てのほど宜しくお願いいたします。

T. Matsuki

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