以前記事にした大島さんからのブラインドサンプル、その後に1種類追加分がありました。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・大島さんブラインドサンプル:追加分
香りはしっとりしたピート、少し凝縮したようなグレープフルーツ、チーズ、強く魚介ダシ、潮、かすかに醤油、少し根菜、ショウガっぽさもある麦感。飲むとやや柔らかな口当たりからスパイシーな刺激へ。飲んでもチーズ感あり、グレープフルーツ、しっかり湿ったピートと炭。ほど良い甘味。
【G】
第一印象は酪酸やチーズのニュアンスを強く感じロングロウかと思ったが、味わうとフルーツ感と炭っぽいピート感はラフロイグ。
予想
リフィルシェリーで15~20年程度の熟成
・ラフロイグ
・ロングロウ
・カリラ
最初グレープフルーツから第三予想にボウモアもいれたが、やはりトロピカルが明らかでなく除外。カリラの方があり得るかと。
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
ラフロイグ LAPHROAIG 1988-2003 15yo SIGNATORY STRAIGHT FROM THE CASK for La Maison du Whisky #3599 55.6%
one of 890 bottles
メゾン向けのラフロイグでした。
80年代後半のラフロイグを、ラフロイグ好きの私がどう評価するかという出題コンセプトでしたが、正直、80年代後半らしいニュアンスというのはあまり意識したことがなく、このボトルもリリースの多い90年代前半あたりかなぁなんて思って飲んでいました。今思えば、ちょっと感じたサルファリーなニュアンスは80年代らしいともいえると思います。80年代アタマくらいまでの独特の強いフルーツ感はありませんでしたから、80年代中盤から後半にかけてのヴィンテージと言われてみれば納得です。
前述のようにちょっぴりサルファリーもあるボトルでしたが、ラフロイグらしいフルーツ感があって美味しいですし、シェリーのニュアンスのあるラフロイグはそれほどたくさんあるわけではありませんし、しばらく良い状態で保管しておいたらもっと美味しく飲める日がくるかもしれないボトルだと思います。
大島さん、ありがとうございました。
なお、SBTやブログを始めてから、お会いした方から挑戦状的にブラインドサンプルをいただく機会が増えております。非常に嬉しいのですが、せっかくですからSBTに準じてじっくり味わえるときに順番にやらせていただこうと思っております。ですので、ちょっと回答が遅くなることがありますがご了承ください。
#ラフロイグ (LAPHROAIG) #SBT