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これまでのテイスティングノート12:ラフロイグ 1979-1997 18年 クライスデール #5967

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1979-1997 18yo Clydesdale #5967 53.5%
one of 222 bottles

・香り:
グレープフルーツの綿と粉っぽい抹茶感、生ハムメロン、干し草のような枯れた感じ、少しチーズ、爽やかな柑橘と熟したパッションフルーツ、ピーテッドモルトもやわらかに主張する

・味わい:
フレッシュさも熟した感じも両方あるグレープフルーツ、粉チーズ、熟したメロンとピーチも奥から出てくる、徐々にスパイシー、薄めた蜂蜜に近い甘味、じわじわと舌にしみ込む心地よいピート&スモーク、潮っぽい塩気とダシのような旨みがしっかりある、ミディアムボディだが激しく旨い!

・余韻
しっとり心地よい甘味とピート、口の中で粉っぽく残る印象、ややスパイシーで長めの余韻

・加水:
大きくは崩れない、スパイシーさがなくなりスムーズになるが、優しい味になる

・総評:
70年代らしい美味なフルーティラフロイグ。

【Very Good】

あくまで個人的な感覚だと思いますが、年代に関わらずこういう自分好みの美味しいラフには粉っぽい旨みを感じることが多いようです。70年代蒸留のオフィシャルにも同じニュアンスがあり、やはりフルーティで素晴らしいです。
ただ、ダグラスレインのOMCやドラムランリグ、ジャックウィバースあたりから最近いくつも出ていた1993ラフのファーストフィルバーボンカスクでないものにも、70年代のものほどの深みはないものの良く似たグレープフルーツのニュアンスがありました。
私としてはアイラで最も安定して旨い印象のラフロイグですが、70年代から原酒は大きくはブレていないということでしょうか。
80年代以降、オフィシャルはフルーティよりピーティが前面に出ている印象ですが、原酒の変化以上にファーストフィルバーボンカスクの影響なのではないかと思ってしまいます。
今のものの熟成が長くなるなりボトリングしてから時間が経つなりした後どうなっているかがとても楽しみです。

〈2011/5/30 whiskylinkで公開〉

2012/8/27  追記:
やはりこの年代のラフは自分の好みのど真ん中です。
安く買えることがほぼ無くなってしまいましたが、多少高くても買いたくなってしまうくらい好きです。
ただ最近は我慢するようにしてます・・・。

#ラフロイグ (LAPHROAIG)

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