今回のものはちょびっと小粒感がありましたが,やはり美味しかったです。
ラガヴーリン LAGAVULIN 12yo OB LIMITED EDITION 54.4%
bottled in 2014
香りは熟したアプリコットやオレンジ、樹液、潮風、若々しく旨そうな麦感と魚介ダシ、ヨードもスモークもある強いピート、良いオーク、リッチ、飲むとじわじわとスパイシー、アプリコットジャムのコクのある甘味、荒々しさもある麦とその旨味、魚介ダシ、樹液、ヨードもスモークもある強いピート,余韻は長め。
【Good/Very Good】
オフィシャルからの最新リリースである,2014年詰めのラガヴーリン12年,カスクストレングスです。
香り・味わいともにまだ若く荒々しいニュアンスもありますが,らしいアプリコット感や樹液っぽさがあり,麦と魚介ダシの旨みがあり,もちろんパワフルなピートがしっかりと主張してきました。
また,ディアジオらしい嫌みの無い質の良いオークのニュアンスも好印象でした。
この12年のリリースは毎年あって,3年前の2011年詰めが特に美味しく家でいつも飲んでいるのでどうしても比べてしまいます。
2011年詰めはボトリング後の変化で過剰な荒々しさが消え,フルーツに熟したニュアンスが出てきた部分も結構あると思いますが,現時点で比べても2011年詰めの方が厚いスケール感のあるボディを感じます。そういう意味では,おそらく今回の2014年詰めは3年経っても今飲んでいる2011詰めには及ばないのではないかと感じました。
そんなわけでひとまわり小粒なイメージは抱いてしまいましたが,この2014年詰めにもボディはあり,ラガヴーリンらしさ,アイラのカスクストレングスらしさが十分に感じられる良質なリリースだと思います。
#ラガヴーリン (LAGAVULIN)