今年もこの季節になりました。
ポールジロー・スパークリンググレープジュース 2012年
このマニアックなブログを見てくださっているような洋酒好きの方にはご存じの方も多いと思いますが、ポールジローというコニャックの原料であるユニブラン果汁100%のスパークリンググレープジュースが、毎年この時期に出てきます。
お酒が飲めない方でもシャンパンのような気分で楽しめることもあり、この時期にもってこいです。
私は確か2007年から毎年1ケース以上買っていて、実は、自分の結婚披露宴の際にも持ち込みでアルコールを飲めない方に提供させていただいた、思い入れのあるジュースでもあります。
味は非常に濃厚で、アルコール収量の高い品種だけあってかなり糖度が高いです。炭酸が抜けると粘性のある甘さがきつく感じられるほどです。ブドウ果汁100%ですが、ブドウジュースとして飲むと意外に感じる味で、個人的にはリンゴジュースに近い味だと思います。
飲み残して炭酸が抜けると果汁100%ジュースになり、シャンパンと違いそれはそれで十分に美味しいですが、甘味がかなり強く感じられるので、炭酸で割ったりレモンを入れたりしてさっぱりさせても美味しくいただけます。
さてさて、そんなジュースが今年も手元に届きました。
去年のものは例年より明らかに色が薄く、甘味がそこまで強くなく酸味が強いなと感じましたが、今年のものはさらに色が薄く、甘味も控えめに感じました。炭酸も気のせいか例年より弱い印象です。全体に濃厚さが影をひそめ、薄めの仕上がりだと思いました。
比較のため、2010年、2011年のものを出してきて比べてみましたが、下の画像のようにやはり薄かった去年よりさらに色は薄いです。
ただ、ジュースとしては濃ければ良いというわけではないとも思えます。
去年、甘味が弱めで酸味が強い仕上がりと思いましたが、個人的にはジュースとしては酸味があったほうが例年より美味しいと思ってしまいました。
もちろん個人の好みだとは思いますが、コニャックの原料として良質なのと、ジュースとして良質なのは別と考えることもできそうですね。
今年のものはやや全体に淡く弱い印象ですが、もちろん濃厚ですし美味しいことに間違いはありません。毎年違った味わいが楽しめるのも、自然の恵みを感じられ良いですよね。
まして今年は妻が妊娠していてアルコールが飲めないこともあり、大切な日には大変重宝しています。
今日のクリスマスイヴも妻とはこれで乾杯しました!
それとは別に私はモルトも飲みますが。(笑)
皆様も良いクリスマスを。
#その他