少しオールド感が強く出たタイプでしたがやはりフルーティで美味しいです。
ノッカンドゥ KNOCKANDO 1967-1979 OB 43%
香りは強めのオールド感と爽やかなフルーティ、グレープフルーツ、桃の天然水、りんご、枯れた麦感、井草、奥にタール系の枯れたピート。
飲むとサラリとした口当たり、古い白ワイン、グレープフルーツ、桃の天然水、果汁の上品な甘味と酸味、タールのピート感、心地良い余韻。
【Good/Very Good】
1979年にボトリングされたノッカンドゥ1967、およそ12年の熟成です。
以前にも同ボトルはテイスティングしたことがあり、今回のものと比べてみたのですが結構違いました。
多彩で陶酔感のあるようなフルーティはどちらにもあるのですが、今回のものはややオールド感が強く、濃縮感がほどけてさらっとしており枯れたニュアンスが伴っていました。
香りにも味わいにも感じた桃の天然水や味わいに感じた白ワインは、瓶内変化で強く出てきた香味のように思います。
こういうボトルは開栓後の抜けも早い印象で、飲むのを忘れていてラストショットに近い状態で飲んだということも影響していると思います。
もちろん味わう私のほうの問題もあり、今回割と強めに拾ったピート感が前回あまり拾えてないのは私が前回良いフルーツ感に集中しすぎたためかなと思います。
今回のボトルはオールド感が強く出てはいましたが枯れきって美味しくないということではなく、十二分にフルーティでこれはこれで瓶内変化をより感じて面白いものでした。
同じボトルを飲んだ場合、結構同じようなコメントを書いていることが多くホッとすることもあるのですが、今回のように違う場合にはその理由を考えるのも楽しかったりしますね。
#ノッカンドゥ (KNOCKANDO)