香りと味わいにギャップがあったのが面白かったです。
ブローラ BRORA 1981-2001 20yo SIGNATORY #575 43%
one of 405 bottles
香りはドライオレンジ、バニラ、乾いた麦、燻した干草のスモーク、少し塩素っぽく冷たいニュアンスから、奥からアプリコットティー、少しずつクリーミーに暖かくなる。
飲むとヌルリと粘性あり、オレンジクリーム、アプリコットティー、淡いコクのある甘味、良いブリニー、スモーク、少し金属感、ピーティで長めの余韻。
【Good/Very Good】
シグナトリーが2001年に加水でボトリングしたブローラ1981,20年熟成です。
香りには塩素っぽさがあり,スモーク優位の強いピート感があり,第一印象が比較的冷たいニュアンスでした。
徐々に,アプリコットティーや暖かさや粘性を予測させるようなクリーミーさなどのニュアンスも出てきました。
飲むとクライヌリッシュと共通点の多い味わいで,ヌルッとした粘性や濃いめのアプリコットティーを感じ,コクのある甘味の裏側に金属感やブリニーさがいるような感じでした。
もちろんらしいピーティさは十分に感じられ,余韻の最後まで残りました。
香りの第一印象に,ブローラだと1981というよりは70年代半ばまでのものに感じたようなクールな印象があった野が印象的でしたが,時間と共に変化してきました。
そして味はこのヴィンテージのブローラにしばしばあるピーティさの強調されたクライヌリッシュのようなタイプで,期待通りの美味しさでした。
#ブローラ (BRORA)