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伝説のボウモア事件

2003年にホームページ(Malt Club)が本格稼動し始めてからは、しっかり記録が残っていて、03年1月から06年9月までの45回のうちアイラ・モルトがテーマになったのは都合6回で、ポートエレンとカリラが2回ずつ、アードベッグが1回、蒸留所不明のアイラモルトを集めたのが1回となっています。

それ以前はどうかというと私の記憶では、最初の頃に5種類のオフィシャルというのがあったのと、ラフロイグが2回(一度は40年と30年を同時にテイスティングしたことがあり、このときは会費10,000円でブラインド・テイスティングではありませんでした)、ボウモアが1回、カリラも1回(2回かも)、ブルイックラディとブナハーブンの組み合わせで1回といったところ。アイラの人気度を考えると、90回を超えるにしては少ないと思うのですが、これには理由があります。

それはボウモアをテーマにしたときのこと。Stand Bar マスターが最初にサーブした1杯に軽くノージングした山崎白秋さんが直後に一言、「あっ、ボウモアだ」。これが語り草になった「ボウモア事件」で、開始わずか数秒でブラインド・テイスティングの意味がなくなってしまったのでした…

#Connoisseurs Club

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