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SMWS オータム・ボトリング試飲会


SMWS 2006 AUTUMN BOTTLING Tasting in Nagoya Bar Barns 2006/09/17

先日行なわれたソサエティ(SMWS)試飲会のテイスティングノートだが、会費の何倍分も楽しもうと意地汚く飲んでしまうため、かなりいい加減な、ややでっちあげに近いものであることを告白しておく。

この他にバーボンやラムもあったが、特に2本のバーボン(17年 68.1% と 7年 66.9%、度数が高い!)は、バーボン飲みだった昔を思い出して、思わずにっこりしてしまう美味しさだった。

*** ロングモーン 7.35 38y 49.8% ***

(香り)オロロソ・シェリー樽を使った長期熟成ということで、フルーツ香が素晴らしい。

(味)やはりフルーツをぐっと凝縮した感じで充実感があるが、やや「行き過ぎ」か?

*** グレングラント 9.37 33y 52.4% ***

(香り)フルーティーだがシェリー樽熟成のモルト独特のゴムもかすかに感じる。

(味)意外にドライで樹液のニュアンスを感じた。樽の影響と思われる渋みがちょっと残念。

*** スプリングバンク 27.62 16y 52.7% ***

(香り)ブラインドテイスティングだったらカリラだと言ってしまいそうなピート香。

(味)砂糖の甘さ。16年にしては若く感じた。

*** ラフロイグ 29.51 18y 57.1% ***

(香り)柑橘系の香りにびっくり。同席した人は「すだち」と表現した。

(味)甘いというのが第一印象。もちろんピートはあるのだが、味にも柑橘系を感じた。とにかく面白いモルトに出会ったという印象。

*** ラフロイグ 29.54 19y 52.2% ***

(香り)甘さとスモークがブレンドされた、いかにもラフロイグらしい香りで気持ちよくさせてくれる。

(味)香りの印象と同じく甘さとスモーク、安心印のラフロイグである。

*** アードベッグ 33.62 7y 58.0% ***

(香り)くさい!「らっきょう」のようだという同席者の意見に賛成。

(味)アードベッグ独特の重いピートとシェリーが喧嘩している感じ。参考に出してもらった「スティル・ヤング」は対照的で、さすがにうまくまとまっていると思えた。

*** ダラスデュー 45.17 30y 48.4% ***

(香り)優しく甘いフルーツ香。メロンを連想したのは私だけ?

(味)やはり甘いが、樟脳を思わせる刺激もあって複雑。あらためてダラスデューの実力を確認した。

*** カリラ 53.101 14y 54.1% ***

(香り)SMWSがよく出してくる10年前後のカリラと比べるとかなり大人しいが、じっくりノージングすると脂をこがしたようないつもの香りがでてきた。

(味)炭と甘さを感じるがわりと穏やかで、ディアジオのオフィシャルボトルにありそうな感じ。

*** ストラスアイラ 58.10 33y 51.0% ***

(香り)ジャムや蜂蜜のような甘いシェリー香。

(味)やはりシェリーの風味が強い。「そばの蜂蜜」のようという意見あり。

#SMWS

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