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アムルット蒸留所訪問記(5)ウェアハウス

ウェアハウスは4棟あります。
スコットランドの蒸留所のように建物が規則正しく並んでいるのではなく、ランダムに並んでいました。
また、1棟は地下にありました。
さまざまな条件のウェアハウスで、味にバリエーションを出しているのだそう。

ウェアハウスの建物に入ると、外の暑さとは違ってヒンヤリ涼しい。

「コンクリートで壁を二重構造にしています。壁と壁の間に空気があるので、ウェアハウス内は外気の温度に影響されず、常に18℃~19℃を保っています」

窓ガラスを2重構造にして空調効率を上げる、というエコな住宅のCMを見たことがありますが、それと同じ断熱方法ですね。

ウェアハウス内です。
ラックはびっしりと並んでいて、通路もひとり通るのがやっとの幅。
広角レンズでがんばりましたが・・・・・。

ラックは非常に高く、7~8段ぐらいありました。
アムルット蒸留所では、樽にあらかじめラックを設置しておいて、そのあとチューブを使って樽にウイスキーを注ぎます。
ウイスキーの入った樽をゴロゴロ転がす、あの作業はないんですね~。

ここは新樽。

これは地下ウェアハウス。
見えにくいですが、ラックは3段で、ほかのウェアハウスより低くなっています。

樽はすべて輸入に頼っています。
1stフィルバーボン樽やオークの新樽、リフィルバットを使い分けています。
樽の総数は約4000。
バーボン樽が3000、アメリカンオークの新樽が900、シェリーバットは100という内訳。
スコットランド同様、シェリー樽の入手に苦労しているそうです。

平均熟成期間は3~4年。これは他国の10~12年に相当します。
エンジェルズシェアが非常に多く、長期熟成に耐えることができないのだそうです。
一番長く熟成できたもので、7年半。
いつか「アムルット10年」とか飲んでみたいなぁ。

#アムルット蒸留所

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