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アヴェンジェラク蒸留所でした

北緯55~58度から北緯35度弱まで帰ってきて、暑さを実感しているKWC企画世話人です。

さて、前回のクイズの正解の正解です。

この蒸留所は、英国北西部のルイス島にある Abhainn Dearg 蒸留所です。このブログに来られるような方々は、この蒸留所についてもよくご存知かと思いますが、お決まりのことを書いておきましょう。

Abhainn Dearg は、アヴェン ジェラクのように発音して、ゲール語で”赤い川”という意味です。ゲール語では形容詞が名詞の後ろにつくので、Abhainn は”川”、Dearg は”赤い”という意味です。蒸留所のすぐ側をその Abhainn Dearg という川が流れています。ピートを沢山含んだ水が赤茶けた色をしていました(スコットランドにはこの色の川が沢山ありますよね~)。

わたしたちはルイス島と地続きのハリス島ターバートから入り、カラニッシュのスタンディングストーンを見た後で、蒸留所を見学させていただきました。

蒸留所に着くと、お二人の男性が作業をされていましたが、いきなり「こっちきて入れよ」と誘い入れてくれて、「いまマッシングしているから、ちょっと待ってね」と言っても、作業をしながらどんどんと説明をしてくれます。そして、その語り口はまさに「情熱!」この一言につきます。マッシュタンも小さいし、ウォッシュバックも、そしてポットスチルも本当に何もかも小さいです。エドラダワー蒸留所なども小さいのですが、何もかもが一部屋に収まっている分だけ、余計に小さく見えます。ウイスキー作りに最適な設備かどうかはわたしにはわかりませんが、説明してくれた情熱どおりにウイスキーがうまくなって、事業的にも成功してほしいと願わずにはいられないぐらいに熱く、丁寧に説明してくれました。


 

写真を撮っても、ビデオに撮影してもいいよということで、わたしが説明を聞いている間に妻がビデオで撮影していました。するとそのビデオを撮っている妻を鼻先でつっつく犬がいました。それが前回登場したロニーです。体全体で”遊んで!”と誘っているのを感じるのです(笑)。

ひと通り説明を聞いたあとで、あちこちみてもいいの?勝手に写真を撮ってもいいの?と聞いてもなんでもどうぞの一言。そして、ついてくるロニー。

熟成庫などを見学した後のこと
 1)ロニーが足元に置いてくれたボールをける
 2)ロニーは速攻で取りにいく
 3)またわたしの足元にボールをおく
 4)すぐに蹴ってちょうだいと催促するような目で見る
と1)~4)をしばらく繰り返すことになったわけです。ぜーぜー、運動不足の体にはこたえました(笑)。

ハリス島ターバートのツーリストインフォーメーションでも、ルイス島カラニッシュのスタンディングストーンのビジターセンターでも、アバウトな案内はしてもらえるのですが、正確な場所は近くのお店で聞いてという感じでしたが、蒸留所では、日本からも沢山訪問してきたよと言われました。

日本から訪ねるには本当に遠いところにありますが、蒸留所のスタッフは本当に熱い思いでウイスキー作りをされているがよくわかりますので、みなさんの訪問候補に入れていただければいいなぁと感じました。

#蒸留所

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