と言われたときに、うまい対応をされた方がいて感心しているKWC企画世話人です。
大変お世話になっているとある会社の部長さんが、「社内でパーティをしましてね、若い従業員たちから、ウイスキーなんてみんなおんなじでしょ?と言われていたので、ちょっと企てましてね~」とにやり。
ブレンディド:オールドパー
シングルモルト:グレンリベット、マッカラン、ラフロイグ
といずれも現行のスタンダードなものを準備されたのだそうです。これをひと通り試してみたら、さすがにウイスキーは皆同じという方はもういなくなったそうです。隣からその会社の社長さんも、「しかし、こないだのお医者さんの消毒薬みたいなのはすごかったなぁ。飲まんわしでも、あれを飲んだらウイスキーは同じなんて思わなくなるわ」というようなことをおっしゃっていましたので、大正解のチョイスだったようです。
きっと、若い方々も「あんなに薬臭いウイスキーもあったのか」とびっくりしたでしょうし、もう、「ウイスキーなんてみんなおんなじじゃん」とは言わなくなったでしょう。
ところで、この中で何が一番先になくなったと思います?
実をいうとわたしには意外だったのですが、オールドパーが一番先になくなったのだそうです。わたしはグレンリベットを予想していました。
その方は、若い方々は皆、飲みやすいものを選んだようだったとおっしゃっていました。
ウイスキーをあまり飲んだことのない方にまずは飲んでもらおうと思ったときにとても示唆的な内容ですよね。
まず、みんなおんなじでしょ?と言われたときに、いや違うんですよと分かりやすく示したこと。
そして、ウイスキーに慣れていないと、いきなり個性の強いウイスキーよりは、飲みやすいものを手に取りやすいということです。
このときに美味しいなぁと思ってもらえないと次につながらないってことかもしれません。
そういえば、サントリーが仕掛けたハイボールも、まずは飲みやすいウイスキーで慣れてもらうという効果はきっとあったはず。このハイボールブームで、ハイボールファンはきっと増えたであろうとは思うけれど、ウイスキーファンは増えたんだろうかとちょっと心配になったりしている今日この頃。
#徒然日記