昨日はまたまたバーカウンターに6本のベンリアックを並べていたKWC企画世話人です。
詳細は一番下にまとめて示します。
1980年の特徴は1970年代までにあった南国感や桃感が少しずつ後退し、砂糖菓子のような甘さが増してくると感じています。それは、下にあるリストのクラシックスペイサイドスタイルのカスクNo.4998とNo.4999を飲んでもらえればすぐにわかると思います。
そこで、ビリーウォーカーはワイン樽やシェリー酒樽で別の香味を加えてきます。それがオロロソシェリーとガイヤバローロフィニッシュ(No.5542とNo.7404)。これはうまいです。それぞれの樽の特徴がよくでています。わたしは特にガイヤバローロの上品な甘さをまとったNo.7404が好きです。
さらにトライは続いて、ヴァージンオークを使った熟成も試みられています。このヴァージンオーク熟成によって、よりヴァニラ感がましたクリーミーなベンリアックを楽しむことができます。
そして、残念なことに、この1980年は台湾向けが多く、フランス向けがそれに続き日本向けがないこと。ベンリアックのおいしさを発見、理解していたのは日本のインポーターではなく台湾のそれであったこと。台湾の人々を羨ましく思うとともに日本にももっと入って来ればいいなぁと願うKWC企画世話人でした。
カスクNO.4998
ボトリング 2008年8月
ボトリング本数 234本
アルコール度数 47.5%
ホグスヘッド、クラシックスペイサイド
台湾向け
カスクNO.4999
ボトリング 2008年8月
ボトリング本数 245本
アルコール度数 53.5%
ホグスヘッド、クラシックスペイサイド
台湾向け
カスクNO.5542
ボトリング 2008年8月
ボトリング本数 120本
アルコール度数 48.5%
オロロソシェリーフィニッシュ
台湾向け
カスクNO.7404
ボトリング 2008年8月
ボトリング本数 238本
アルコール度数 48.5%
ガイヤバローロフィニッシュ
台湾向け
カスクNO.2534
ボトリング 2006年7月
ボトリング本数 310本
アルコール度数 46%
ヴァージンオーク
フランス向け
カスクNO.2532
ボトリング 2010年7月
ボトリング本数 181本
アルコール度数 51.1%
ヴァージンアメリカンオーク
#ボトル