ということが気になって国税庁のデータを確認してみたKWC企画世話人です。
決して決して決して暇なわけではありません。忙しい時に、ついついこういう余分なことをしてしまい、それでまた忙しくなるという悪循環に陥るのです(苦笑)。
さて、上のグラフをご覧ください。
縦軸は年間のウイスキーの出荷量を百万リットルを単位に表示したもので、横軸は暦年です。
これは、国税庁が公表しているデータから簡単につくることができます。
例えばこんな感じですから、興味のある方はもっと別のデータを引き出すことも可能です。
http://www.yoshu.or.jp/statistics_legal/statistics/data/sta_h23-05.pdf
上のグラフからは、2007年までは長期低落傾向に歯止めがかからず、1998年と比べても45%の需要がなくなったことがわかります。10年で売上が半分ぐらいになったのですから、ニッカもサントリーも大変だったはずです。
そして、2008年は前年とほぼ同じで2009、2010年といわゆるV字回復をしているのがわかりますね。両者のウイスキー部門はほっとしたでしょう。
でも、よっく見てください。昨年2010年の出荷量はようやく2002年のレベルまで回復しただけで、1998年に比べたらまだ2割以上少ないということです。サントリーやニッカは、まだまだ苦労しているんだなぁと実感しました。
う~む、昔の人はよくウイスキーを飲んだんだなぁ。
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