抗生物質が効かない細菌がはやっているのにかこつけて、血液型によってかかり易い細菌が違うネタを書いているKWC企画世話人です。
A,B,O,ABの血液型ごとに性格や相性を占ったりするには科学的根拠がないのは知られたことです。
しかし、例えば
A型はペストなどにはかかりにくいくいが天然痘などにはかかりやすい
B型はペストなどにかかりやすく、天然痘などにはかかりにくい
AB型はペストなどにも天然痘などにもかかりやすい
O型はペストなどにも天然痘などにもかかりにくい
などの特徴があるのです。
こちらは科学的根拠がありずっと重要です。
まず、血液型の違いは赤血球表面についている糖鎖の違いによります。
そして、自分の血液型とは違う血液型に対して抗体を持っています。
つまり、こんな風に違いがあります。
A型は、糖鎖がA型血型物質、抗B抗体
B型は、糖鎖がB型血液型物質、抗A抗体
AB型、糖鎖がA型とB型血液型物質を持ち、抗体はどちらもない
O型は、糖鎖はA型もB型もない、抗体は抗A,B抗体両方ある
すると、細菌にも血液型のようなものがあって、例えば、肺炎球菌にはB型血液型物質を大量に含むことがわかっています。
すると、これに抗体のないB型の方は感染しやすくかつ重症化しやすいということがわかっていただけるかと思います。
こうやって、細菌の種類によって”血液型”が異なるために、特定の種類の細菌に特定の血液型がかかりやすいとかかかりにくいという違いでてくるということがわかっていただけると思います。
#その他