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解答 斜線部の面積

昨日から帰省して実家でのんびりしているKWC企画世話人です。

では、昨日の問題の解答です。扇形の面積を求め方が必要になります。

まず、2番目の図のように点に名前をつけることにします。

扇形PBQの面積から三角形PBOと三角形QBOの面積を引き算するという作戦にでます。
必要なのは、角PBQの大きさと三角形PBOの底辺の長さPOです。高さは1/2Rになるから。

与えられた条件を整理します。

ABCDは一辺の長さがRの正方形。
図中の円弧の半径もR。

三角形PBCに注目してください。
点Pは円弧AC上にありますからPA=R
また点Pは円弧BC上でもありますからPC=R
もちろんBC=Rですから、三角形PBCは正三角形です。

すると角PBC=60度です。
また、角DBC=45度なので、
角PBO=角PBC-角DBC=60度-45度=15度
同様に、角QBO=15度
それ故、角PBQ=角PBO+角QBO=30度

これで扇形PBQの面積がわかります。

扇形PBQの面積 = 円周率xRxRx30度/360度
         = PIx(Rの2乗)/12
となります。ギリシア文字が化ける可能性があるので、円周率のパイはPIと書くことにします。

次に三角形PBOの底辺POの長さを求めます。

PO=PE-OE ですね。
OE=R/2とすぐにわかります。

PEは、角PCEが60度の三角形PCEの性質から求められます。

PE=Rx√3/2 

つまり、PO=Rx(√3 - 1)/2

三角形PBOの面積=(1/2)x(R/2)xRx(√3 - 1)/2
         =(Rの2乗)x(√3 - 1)/8

求める面積=扇形PBQの面積 -(三角形PBOの面積の2倍) 
     = PIx(Rの2乗)/12
       -2x(Rの2乗)x(√3 - 1)/8
     =(PI + 3 - 3√3)x(Rの2乗)/12

となります。めでたしめでたし。

さて、今日は朝から父と日本酒とウイスキーをしこたま飲む予定です(笑)。

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