最近オールドボトルネタが多いなぁという自覚はちゃんとあるKWC企画世話人です。
Beinn A” Cheo は、山や丘を意味する女性名詞 Beinn と霧を意味する女性名詞 Ceo というゲール語からできています。~のという意味を定冠詞付きで表したのが、真ん中の A” です。通常は、小文字で書くことが多いと思います。”定冠詞+名詞+定冠詞付きの~の+名詞”というときには、最初の定冠詞を書かないというのがゲール語文法なので、単語を一つ一つ訳せば”その霧のその山”ということになります。その山独特の霧がでるような山という意味なのかなぁと想像していたりします。
ボトル自体は7年前のもので、日本にはあまり入ってこなかったとのことでしたが、ググって見ると取り扱っていたところもいくつかあったようですね。
Beinn A” Cheo
700ml 64.7%
蒸留:1990年
ボトリング:2003年7月
カスクナンバー:3964
ボトリング本数:260本
中身は Old Pulteney と明記されています。
13年熟成と比較的若いし、アルコール度数は64.7%と非常にパワフルなのですが、それを感じさせない熟成感があります。よく出来ています。
トロっとオイリーな中に、青りんご、バニラを感じます。そして、柑橘系の酸味とハチミツの甘さを感じます。ちゃんと潮っぽいところで、プルトニーだと感じます。好きです。
バーで見つけたら、ぜひどうぞ。
#ボトル