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トマーチン ”鹿住む森の川”そばの”ネズの木の丘”

昨日は、暑くて暑くて仕方がないのに1200℃の炉の側で実験していたKWC企画世話人です。あぢぃぃぃ。あ~トマーチンみたいに森と川のそばがいい(笑)。

さて、一作日の”どの蒸留所でしょうか その34”の回答は、もちろん(?)トマーチン蒸留所です。

トマーチンの意味もいつものサイトでみてみましょう。

http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesP-Z.pdf

 Tomatin (Inverness), Tom Aitinn.
 ”Juniper hillock”.

トマーチンは、ゲール語では Tom Aitinn と綴り、意味は”ネズの木(Juniper)の丘(Hillock)”だということです。

また、水源はすぐ近くを流れる Allt-na-Frithe という川です。 Allt はゲール語で川という意味だということはご存知の方も多いのではないでしょうか。na は英語の of the に相当する部分です。Frithe はどんな意味でしょうか?

http://www.ordnancesurvey.co.uk/oswebsite/freefun/didyouknow/placenames/docs/gaelic_guide.pdf

上記サイトをみてください。Frithというゲール語の意味が書いてあります。

frith nf frithe g frithean pl deer forest, heath, moor Abhainn na Frithe NC8327, Srath na Frithe NC8327

とあります。

Frith は女性名詞(nf)で、~のという意味のgenitive形は Frithe、その複数形は frithean で、意味は”鹿が住む森(deer forest)”、”荒野(heath, moor)”、実例としては”鹿が住むその森の川(Abhainn na Frithe NC8327)”,”鹿が住むその広い谷(Srath na Frithe NC8327)”があると書いてあります。

ということで、na-Frithe の部分は、鹿が住むその森の~という意味になることがわかります。

frithe は英語の free と発音はほぼ同じです。

もう一つ、面白いものを見つけました。

http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

 Freeburn (Inverness), Allt na Frithe.
 ”The stream by the deer forest”. The English name is a part-translation from Gaelic.

Inverness-shire には、Freeburn(自由の小川) という川がある、ゲール語では Allt na Frithe。意味は”鹿が住むその森のそばを流れる川”。英語名はゲール語を部分的に訳したもの。と書いてあったのです。

ということですから、 Allt na Frithe の意味は、”鹿住む森の川”という意味ということでよさそうです。

#蒸留所

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