ベンリアックネタはひさびさなKWC企画世話人です。
なかなか日本では発売されず、結構気になっていた銘柄の一つでした。バーニー・モス。
BenRiach Birnie Moss Intensely Peateed
700ml 48%
年数表示はありません。Intensely Peated の名のごとく、激しくピートです(笑)。とても煙いウイスキーの中に、麦の甘さを感じるのと、ウイスキーのやや未熟成な成分も感じます。若いウイスキーが使われているように感じました。でも、アイラに感じるようなヨードは感じませんでした。また、アルコール度数を製品ごとに最適と思えるような度数に変えてくるビリーウォーカーらしく、この製品のアルコール度数はユニークです。さすがですね。
煙フリークなみなさん、一度試してみませんか?
続いて、名前が気になりましたので、調べてみました。
Birnie は、ベンリアックやロングモーン蒸留所があるところからわずかに南西のところにある地名で、グレンロッシーとマノックモア蒸留所があるあたりの地名です。
地名ということは、意味を調べるのが結構簡単で、下記サイトにありました。
http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesa-b.pdf
Birnie (Moray), Braonaigh.
“Damp place”. Birnie was earlier known as “Brenach”, from braonach, “damp”.
Birnieは、damp(湿った)place(場所)ということになります。以前は、ゲール語で、Brenach という名前だったそうで、それが”湿った”という意味だからということだそうです。
では moss は? カビとかコケという意味でしょうか? はずれです(笑)。
ここはオックスフォードのサイトのお世話になりましょう。
このサイトで、moss を引いてみます。すると、moss の2番目の意味がそれを教えてくれます。
moss
2 Scottish & N. English a peat bog.
スコットランドや北イングランドの英語では、moss は peat bog を指すとあります。peat はもちろん泥炭のことを指します。bogは湿地という意味です。つまり、この場合の moss は”湿った泥炭地”ということになります。
豆知識でした。
【告知】—–
第12回JSS関西ウイスキークラブ 2010/06/20(日)開催
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#ボトル