ここんとこウイスキーの本が続くKWC企画世話人です。
書名: ウイスキーの科学
著者: 古賀 邦正
出版社: 講談社 ブルーバックス
新書: 256ページ
ISBN-13: 978-4062576581
発売日: 2009/11/20
現在、東海大学教授の著者がサントリー時代の知識・経験をまとめた本である。
この本には、”知るほどに飲みたくなる「熟成」の神秘”という副題がついている。当に、タイトル通りの本で、ウイスキーの各工程をなるべく科学的に説明してある。あちこちにでてくるグラフも化学式も化学構造も、わかりやすく書いてあってとても理解しやすい。ウイスキー作りを少しでも科学的に理解したいと考えている方には、最適といえる本となろう。
著者は、おいしいウイスキーは美しいと表現してるばかりでなく、ポットスチルの形状も美しいと表現している。このような表現を見ても著者がどれだけウイスキーを愛してかが伝わってくるような本であった。
まだお読みでない方には、ぜひ読んで欲しいと感じた一冊である。
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