このベンリアックたちに妙なシンパシーを覚える9月生まれのKWC企画世話人です。
並べて飲み比べてみました。タイトル通り、この4本はすべて1985年9月30日に蒸留されています。当時のベンリアック蒸溜所は、一年中創業していたわけではないので、蒸留できた日数は限られていたのでしょう。ちなみに、バーで飲んだシグナトリの1985も9月30日蒸留でした(カスクナンバーは5501)。これらを、飲み比べてみました。ケアン・モーのボトルだけ200mlで他は700mlです。
ケアン・モー 46%
カスクナンバー5494
BBR 46.7%
カスクナンバー5493
ブラドノックフォーラム 47.4%
カスクナンバー5484
ケアン・モー 50.2%
カスクナンバー5480
いずれも樽はバーボンバレル、蒸留日も同じ、樽の番号も100番以内で変わっているだけなので、共通の要素を沢山感じます。前にも書いたように、桃と杏を感じてそのバランスが少しづつ変化しているように感じるのです。
ところで、上の4つの並びにはいくつかの意味があります。まずは、わたしの個人的な好みの順番(笑)。そして、樽の番号が古い順やかすかに感じる苦味っぽいフレーバーが少なくなる順番でもあります。
なぜ46%のケアン・モーが好みかというと、この中では桃フレーバーが最も感じられるからです。わたしはベンリアックのこのフレーバーが大好きなのです。
そして、こうやって比べてみると狙い目のカスクナンバーとかも見えてきそうですね(笑)
85年生まれのベンリアック、ぜひお試しください。
#ボトル