相変わらずの調べ物好きKWC企画世話人です。
KWC企画世話人はゲール語を勉強しています。先日のレッスンのときに、面白いお話を聞いたので、調べてみました。
一枚皮で作ったひも付きの靴をモカシンといいますよね。それはみな北米に住むネイティブアメリカンの言語から来ていると思っていませんか?わたしはそう思っていました。
それが違うというのです。
モカシンににたような、紐を使う靴はハイランドにもありますよね。ハイランドダンスなんかを踊るときに使う靴です。
北米に移民したハイランドの人の靴を見て、ネイティブアメリカンが「そりゃなんだ?」と聞きます。何を聞かれたかわからなかったハイランドからの移民はゲール語でこう答えます。「Mo casan (モカサン)」。意味としては、「わたしの足」もしくは「わたしの靴」です。
mo は、英語の my で、casan はゲール語の足(foot の意味も leg の意味もある) cas の複数形 casan(つまり feet か legs という意味になる) だから、こんな説ができたのかもしれません。
上記URLの下のほうにも、moccasin が mo casan で、my feet だとことがでてきます。
http://www.melaniejackson.com/clan/kilt.html
こちらでは、真ん中ぐらいにそれと似たような記述がありまして、mo casan までは一緒でも casan の意味を footwear(靴)としています。
ゲール語話者のハイランドからの移民とネイティブアメリカンがどうやって会話したのかと疑問が残りますが、なかなか面白い説ですよね。
#徒然日記