ウイスキーを好きになる人が増えてほしいと願って頑張るKWC企画世話人です。
先日のKWC夏の懇親会では、なぜウイスキー嫌いがいるか、どうしてウイスキーがもっと飲まれないかなどが話題になりました。いくつかあげてみます。
1)ウイスキーはおいしくない?
これはよく言われるように上司に連れて行かれたスナックなどの水割りがおいしくなかった経験がトラウマになっているものです。
先日も、よくあるあまりおいしいとは言えない水割り と プロのバーテンダーがつくるおいしい水割り を飲み比べさせていただいたのですが、同じウイスキー、同じ氷、同じ水なのに、あまりに違う味に驚くとともに、水割りはとてもおいしいものだと改めて認識しました。
ウイスキーを売っている方々は、最終消費者に直接ウイスキーを提供する方々にもっともっとおいしい水割りを提供する方法を伝える努力をする必要があるんではないかと思いました。
2)ウイスキーはストレートで飲むもの?
上でも書きましたが、ウイスキーの水割りもきちんとつくるととてもおいしいです。ウイスキーベースのカクテルの一つとして認識されている時代だそうですから、当然かもしれません。同じく、ロックで飲んでもおいしいと思いますし、ウイスキーのソーダ割りは本当においしく飲めます。
バーカウンターで、ウイスキーはストレートじゃないとおっしゃる方もたまにみます。あるいは、バーの方にはウイスキー特にモルトウイスキーはストレートじゃなきゃ提供すらしないという方もお見かけします。でも、これがいやなんだという意見も先日は聞かれました。
ウイスキー通と呼ばれる方々やバーの方自身が、ウイスキーの飲み手やお客さんを減らすことになっていることがあるのかもしれないと感じました。
お酒は嗜好品の代表的なものの一つ。お酒に好みがあるように、飲み方に好みがあってもいいと思っています。
3)ストレートで飲むのは”酒に強い”?
特に女性の方が、バーでストレートでウイスキーを飲んでいるときに、周りのお客さんやバーの方に言われることがあるそうです。でも、その方はお酒をたくさん飲んでも酔わないというような酒に対する強さをお持ちなわけではなく、少量をおいしく召し上がるタイプなので、強いんですね~と言われるのが大嫌いとおっしゃっていました。
ウイスキーのイベントに行ってみると、女性の数がとても増えてきているのに気がつきます。この層を大事にしないとウイスキーの飲み手も増えていかないと思います。
自分自身もうっかりいいかねないと感じたので、気をつけようと思った言葉でした。
先日、話題にあがったことを書いてみました。KWCは、いわゆるマニアと呼ばれる方々だけではなく、ウイスキーには興味があるけれど、なんとなく飲んでいないとか敷居が高いと感じている方々に、関心を持ってもらおうという活動もやっていこうと思っております。
と考えているのはこんなわけがあるからです。
日本スコットランド協会(JSS)は、1985年に当時のオールドパー社長の故・高橋愛光さんが、利益の一部を社会に還元するためにできた協会なのです。そして、モリソンボウモア会長でもあった故・ジェームズ・ハワットさんに長く多くの寄付をいただき支えられてきた協会でもあります。さらには、サントリーからも維持会員として毎年貴重な会費をいただいております。こんなにウイスキーに関わる人々に支えられてきて、そして現在も支えられているのに、あまりにウイスキー関連の活動がないなぁと思っていたわけです。それがKWCを作るきっかけの一つでもありました。
微力ではありますが、ちょっとでもウイスキーが好きな人が増えるような活動をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
#徒然日記