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ウイスキー・エンサイクロペディアと”Whisky”

ウイスキー関連の本も好きなKWC企画世話人です。

書名   ウイスキー・エンサイクロペディア
著者   マイケル・ジャクソン
訳者   土屋 希和子、Jimmy山内、山岡秀雄
出版社  小学館(2007年1月)
ISBN-13: 978-4093876681 ASIN: 4093876681
ページ数 288ページ(ハードカーバーの大型本)
価格   定価4935円

2007年1月にでたこちらの本は、みなさんよくご存じですよね?
これは、亡くなったマイケルジャクソンが書かれた本を翻訳したもので、とても好きな本です。ウイスキーについて網羅して書いてあって、まさに、ウイスキーエンサイクロペディア(ウイスキー百科事典)という印象です。

内容も単にスコッチウイスキーの解説をするだけでなく、蒸留酒なるもの、ウイスキーの歴史、アメリカンやカナディアン、ジャパニーズ、そのほかの地域のウイスキーにまできちんと目を配った解説が載っています。とても参考になる良い本だと思います。

マイケルジャクソンが書いた本ということは原書ももちろんあります。実は、原書はウイスキーエンサイクロペディアというタイトルではありません。単に”Whisky”なのです。

書名   Whisky
著者   Michael Jackson
出版社  Dorling Kindersley Publishers Ltd (2005年)
ページ数 288ページ(ハードカバー)
ISBN-13: 978-0751344349  ASIN: 0751344346
価格   25英ポンド

この二つを読み比べてみると、翻訳された方々が、単純に単語の字義通りの訳語を当てているのではなく、マイケルジャクソンの意図をくみ取って翻訳をしているのがよくわかります。
一番よくあらわれているのは、このタイトルでしょう。

わたしは、ウイスキーエンサイクロペディアという日本語タイトルがとてもよくできたタイトルだと思います。

もし、まだお読みでない方は日本語版でも英語版でもどちらもお勧めですから、ぜひどうぞ。

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