だだちゃ豆と呼ばれる枝豆がある山形県庄内地方出身のKWC企画世話人です。
だだちゃ豆は、香りがよくてちょっと小粒で味が濃い枝豆です。”だだちゃ”は、庄内弁で、親父とか主人のようなニュアンスの言葉で、庄内藩の殿様がこの枝豆を食べたときに今日はどこのだだちゃの豆だ?と聞いたことで、だだちゃ豆という名前になったといわれています。
地べたを選ぶ品種で、他の地域ではこの味にならないのだそうです。そして時期も選びます。8月半ばが旬なだけ。あとは、早生と晩生の品種もありますが、やはりだだちゃはちょっとの期間しか食べられないから価値があると感じます。
これはビールととても相性がいいので、8月後半になったら、これを”あて”にビールというのが定番です。そういえば、かなり前ですが、ビールのコマーシャルで、中山美穂が「だだちゃ、だだちゃ」とだだちゃ豆がほしいとだだをこねていましたよね。
今日は、ラフロイグのクォーターカスクとトニックウォーターでラフロイグトニックを作って、それでだだちゃ豆を食べました。甘煙いラフロイグとトニックの炭酸で、いい感じに涼しく飲めます。そして、だだちゃ豆と結構合います。
こうやって、だだちゃ豆のようなローカルな食べ物でモルトウイスキーを楽しむのはスコットランド人にはできまいと思うとちょっとした優越感です(笑)。
#徒然日記