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ブローラ蒸留所と村

閉鎖蒸留所がとても気になるKWC企画世話人です。

閉鎖された蒸留所の名前でご存じの方が多いでしょう。
クラインリーシュ蒸留所を見学に行った時に、ちらっと外観だけみることができました。
(まだ動かせそうなのになぁ)。クラインリーシュと同じ熟成庫のようで、熟成庫までは入れていただけたんです。ブローラの長熟の樽は、まだまだ沢山あったように思います。ただ、昨年で25年ものが最後になったので、あとはそれ以上の長熟になるということでした。83年に閉鎖されたので、当然ですね。

蒸留所がある村の名前もブローラと言います。以前はブローラは川の名前だけだったのだそうですが、いまは村の名前と同じです。以前には、村の名前はブローラ川河口という意味の Inbhir Bhrura(インヴァーヴローラ)と言われていたそうです。
こう書くとゲール語由来の地名のように見えますが、Brura 自体は元々ノース語由来だそうで”橋がかかっている川”という意味なのだそうです。

ノース語由来の川の名前を使って、ゲール語で村の名前をつけたというところでしょうか。
ゲール語の国というイメージがあるスコットランドですが、スコットランド各地にノース語由来の地名などもたくさん残っているそうです。これはその一つだということでしょう。

地名の解説は下記をどうぞ
http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesA-B.pdf

Brora (Sutherland), Brùra.

“Bridge river”, from Norse, a name originally applied only to the river and not to the village which was known as Inbhir Bhrùra, “mouth of the Brora”.

そして、下の写真はブローラ川そばに立っていた時計台です。
(おそらくこの村の戦没者の方々のお名前を刻んだものと思います)

#蒸留所

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