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ビールって・・・その2

ビールの種類ってなんか多そうに感じるけど基本的には「~~系」って感じだな。
コンテストなんかでは「85種類」に分けて審査するって本に書いてたけど・・
自分的に大雑把に分類して・・・「使用酵母」、「原料」、「製造方法」。。この三つで十分と思う。

酵母は「上」か「下」か「野生」かを使用する。最近ではシャンパン酵母なんかも使ったりウィスキー酵母を使ったりと様々。。それによって風味は変る。。

原料は、その原料の乾燥の仕方で色が分かれていく。黄金色から濃色や黒に・・
製造方法は前記二つの使い方で準じて変るものだし・・・
大雑把過ぎるとは思うけど・・・

じゃ・・そのビールってどうやって造るか??下面発酵ビールで説明すると・・・
製麦工程(麦選定、侵麦、発芽、乾燥)、醸造工程(糖化、発酵、貯酒、ろ過)、瓶詰めもしくは樽詰め。。誰でも知ってる事だけど・・
この各工程を更に細かくすると・・・・
自分の持ってるデータが古いので最近とは違うかもしれないが・・

・・麦の選び方。
収穫して直ぐの大麦は使えない。大体は6~8週間くらいは乾燥して貯蔵する。「ドーマンシー」って奴だ。ウィスキーにもあるよね。

大麦には皮の付いてるのと付いてないのがあって更に「2条」「6条」とある。
基本的にビール醸造にしようするのは皮の付いてる2条大麦。外国では「6条大麦」も使うみたいだねけど・・

その中でもどんな麦が良いかって言うと、大きさが均一である事。でないと侵麦させる時に吸水率が変って発芽の速度にばらつきが出るから。

これを選定する時は2.5mmの篩いにかけてそこを通過しなものを90%くらい選定する。
これが所謂・・「1番麦」。これが90%以上になる。次いでやや小さめの「2番麦」。

しかもその大麦1.000粒の重量が40Kg以上ある物を使用する。
使用大麦はたんぱく質の含有が少ない方が良い。濁りの原因になるからだ。
普通は9~12%程の含有だが、これはペールモルト(淡色ビール用)にして12~14%程の物は濃色用に焦がす。
そして、やはり・・・発芽力の強い物が良いとされる。

余談だが・・麦の休暇期間(ドーマンシー)の事で聞いた事がある。
「休暇」ではなくて収穫された事で「子孫繁栄」のために発芽する為の期間らしい。。
元々、収穫された時に体内の水分量は13%。。これは発芽するのに必要なギリギリの水分だ。
だから、発芽されたら困るから収穫後、更に水分を乾燥する。そうして大麦の持つ生命力を利用して発芽力や酵素力を底上げする。

日本酒酵母でも生命力を利用する事は良くあるが、要するに「泣いたら強くなる子」だ。

#ビールって??

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