Tomintoul 10y（トミントール 10年）
40％ 700ml U-D-86
職場の払い下げで頂いたボトル。
以前も書きましたが（記事）、このトミントール10年は【白桃】の香りがあるモルトです。
まだ試飲程度に飲んだ事しかなかったので、白桃の香りをしっかりと確かめるため、落ち着いてテイスティングしてみました。
テイスティングしてみてビックリ。
10年と若いのに、香味は複雑です。しかも分かりやすい。時間の経過とともにしっかりと白桃が出てきて好みの香りに。味も味で苦味と甘味のバランスが良く、ショット一杯で満足できました。
自分にしては珍しいですが、トミントールのいくつかのボトルを衝動買いしてしまったほどです（オロロソシェリー樽フィニッシュ、ピーテッド、バラントルーアンの3本）。
到着が楽しみ！
【アロマ】
トップノートは草と銅の香り。深く嗅ぐとオークのバニラ香とシナモン香、あとはドライフラワーのような花の香りが感じられる。しばらく嗅いでいると、全体的な香りが白桃のイメージに変わっていく。
加水すると、白桃と金属と海苔と花の香りが同時に感じられる、とても複雑な香りになる。
【フレーバー】
飲み口はビターチョコレートのような甘・苦味だが、その後は若さを感じる酸味が目立つ。後味はチョコレートの苦味が残る。
加水で酸味が消え甘味が弱まり、苦味もまろやかになる。苦めのカフェラテ？
【総合評価】
飲み始めは桃の香りがせず、「劣化してしまったか？」と思ったが、深く嗅いでいるうちに、バラバラだった各々の香りが一体化して「白桃」に変わった。熟成年数が若いのに複雑な香味が楽しめる素晴らしいモルト。
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