富士山麓 樽熟50° 比較
50% 旧:600ml 新:700ml
ボトリング 旧:不明 新:ノンチル
公式HP
最近は金欠につきほとんどウィスキーを飲んでいませんでしたが、富士山麓がリニューアルされたということで、思わず新旧ボトルを買ってしまいました。
富士山麓といえば、千円札でおつりのくる、その上で十分美味しいウイスキーの筆頭です。今回、ウイスキー好きの醍醐味、飲み比べを安価で愉しませていただきました。
☆旧ボトル
【アロマ】
日本酒のようなムッとくる香りのあとに、おがくずのような木香のトップノート。しっかり嗅ぐと、軽くフルーティな香りが一面に。深みはなく、良い意味で軽薄。全体をまとうように、熟れすぎたベリー系フルーティ香。時間経過に弱いのか、ほとんど生木香に。
【フレーバー】
ドライフルーツのような甘苦味の飲み口に、アルコールっぽい酸味が口を抜ける。
【総合評価】
ドライフルーツのようなフルーティ風味があり、飲み応えがある。ストレートでも十分でも愉しめる。
☆新ボトル
【アロマ】
トップノートはとても弱く、かすかに心地よいウォッカ香。しっかり嗅ぐと、若い白ワインのような、熟成焼酎のような、シロップと木香とフルーティさ。若い木の香りの印象が全体を占める。時間とともに、穀物様の甘い香りが出てきて心地よい。かすかにシンナー香。
【フレーバー】
生木っぽい苦酸味…。苦味の強いチョコレート風味もかすかに受け取れる。飲み口は重いが、後味はとてもフレッシュ。林の中を抜けたような、心地よい樹木の香りのイメージ。
【総合評価】
ストレートで飲み続けるには辛い。
☆比較
両者をそれぞれ炭酸で割ってみた結果が面白かった。
旧ボトルの方は飲みなれていたせいもあるが、いわゆる「バーボンソーダ」と「熟成焼酎で作るチューハイ」の中間。新ボトルの方は飲み口から甘く、舌が反応するほどの「旧ボトルとの印象の違い」があり、面白かった。何より両者ともストレートよりソーダ割りの方が良い。ただし強烈さはないので、炭酸以外の割りもので割っても魅力は引き出せないだろう。
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