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Glengoyne 1995-2006 11y Douglas McGibbon”s Provenance (グレンゴイン 1995-2006 11年 ダグラス・マックギボン プロヴェナンス )


Glengoyne 1995-2006 11y Douglas McGibbon's Provenance
(グレンゴイン 1995-2006 11年 ダグラス・マックギボン プロヴェナンス )

46% 700ml
リフィルバレル2樽ヴァッティング
カスクNo.3121,3122
ノンチル ノンカラーリング
 
【モルトマラソン第8回使用ボトル】
 
ダグラス・マックギボン社のプロヴェナンスシリーズ。
 
不勉強で、これまでOMCシリーズのダグラス・レイン社とこのダグラス・マックギボン社は別の会社だと思っていましたが、実際はほぼ同じ会社のようですね。
 
輸入元の資料を調べてみると「ダグラス・レイン社がダグラス・マックギボン社の名前でこのシリーズをリリースしている」との事でした。
 
ただ、ラベルにはちゃんと「Douglas McGibbon's & Co.Ltd.」と記載しているので、「ダグラス・マックギボン社の名前で」というより、実際に別会社を設立して販売しているのではないかと思います。ちなみに、「マックギボン」という社名はフレッド・レインさん(ダグラス・レイン社現代表)の母方の苗字が由来だそうです。
 
プロヴェナンスシリーズは、蒸留時の季節によってラベルの色が違い、春→緑、夏→赤、秋→橙、冬→青というふうに色分けされています。今回のグレンゴインは橙なので、秋に蒸留したもの。
 
余談ですが、金文字で書かれたタイトル、枠も金で縁取られたこの豪華なラベルデザインがとても好みです。しかも以前のものよりラベル自体が大きくなり、さらに派手さが増しています。
 
土屋守さんの「シングルモルトウィスキー大全」(小学館刊)によると、グレンゴインの熟成樽はリフィル樽がメインで、1/3がシェリー樽だそうです。このボトルもリフィルバレル熟成。その通り、オークの香味は控えめで、軽い印象の味わいでした。
 
グレンゴインのボトルはこれまで数回飲みましたが、いずれも「ハチミツ」「カラシ」の強い香りが印象的で、このボトルも同様でした。
 
この香りがどこから来ているのか、とても気になります。

 


【アロマ】
ハチミツ、和からし、マスタードのトップノート。スッキリと甘いシロップ、花とその蜜、ナッツ。ツンとくるアルコール。
加水で単純な金属香に。
 
【フレーバー】
草っぽい苦味と軽い樽味。水っぽい大根のような香りと、ミルキーな甘味が口に残る。アルコール感が強く、後味には辛みが残る。
加水で甘みが強まる。
 
【総合評価】
他のグレンゴインにも感じられる、特徴的な強いハチミツ香、カラシの香りがこのボトルでも感じられる。ノンピート麦芽でリフィルバレル、11年という短い熟成なので、全体的には単純な印象。

 

#ハイランド #ダグラスマックギボン #ボトラーズ #グレンゴイン

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