我々がカクテル・コンペティションなどで
造るオリジナル・カクテルは
ショート・カクテルが多く
5mlの調合の違いで
味を競い合います・・・
つまり シュートカクテルの場合
合計60mlで調酒するので
それくらい繊細な味に
なってくるのであります
しかし 実際
世の中に普及するカクテルは
カクテル技術など必要としない
誰もが簡単に造れるカクテルの方が多いのです
「カシス・ソーダ」や「ディタ・グレープフルーツ」など
リキュールをソーダやジュースで割ったりする
ビルド・スタイルで造る2種類くらいの材料で済むのがそれです
でも これは誰でも考えるものなので
このようなカクテルをオリジナル・カクテルとして
バーテンダーの代表作とするのは素人っぽいのです
板前さん達が料理にひと手間かけるように
カクテルに工夫をし 微妙な分量を調節して
やはり ショート・カクテルで勝負してこそ
オリジナル・カクテルとして出せると思うのであります
ロング・カクテルでも せめて シェークするようなカクテルが
オリジナルでありたいと思うのであります
#カクテル