本日は前回よりの続き
東京での飲み歩記
毎度の如く東京へ行ったら寄らずに帰れない
キャンベルタウンロッホさんです♪
さてさて、いつものことながら稀有なロングモーンに始まって
2杯目に記憶から消そうとしても忘れられないような
グレンリヴェットに遭遇して感覚的にも感情的にも
最高潮に盛り上がったところへ・・・・
一体どんなチョイスが躍り出るのかと思いきや・・・
お出ましになりましたお次のボトルはこちら↓
ラフロイグ 10年 旧ボトル 40%
Laphroaig 10yo 40%
しょっぱなは正直、ここでこの手のアイラが出てくるとは・・・・
なんて思ってしまった未熟者です(^^;)
良くみたら・・・ラベルに紋章が無い・・・
詳しくはわかりませんが多分90年代前半にイタリアで
流通していたボトルなのではないかと推測します。
例によってゴタクはともかく感想です♪
香りは、何とも柔らかい厚みがあって暖かく滋養感のあるスモークとヨード(@。@)/
キレのある感じではなくて旨みを感じる昆布のような海藻感です♪
スモークした牡蠣の様なニュアンスも感じます(^^)☆
フェノール感は角が取れていてどちらかといえばフルーティーな様相を
かもし出しております♪
麦感はトーストされた黒パンのような印象☆☆☆
段々とパッションフルーツを思わせるようなフルーツ感が
僅かなカラメル感と絡んで香ってきます♪♪♪♪♪
明らかに現行のラフロイグとは様相が異なります(><)/
味わいは、これまた何ともいえない旨み感が充実(><)☆
黒パンに海苔の佃煮を軽く塗った様なイメージ(笑)
美味しいというよりも「旨い!!!」といった感想がすぐに口から出る感じ♪
甘さと塩気の塩梅も絶妙です♪
牡蠣の様相も濃いのですが乾いた感じではなくて旨みを感じます♪
ローストしたコーヒーのニュアンスも旨み感とあいまって絶妙♪
ふと気がつくと香り同様のフルーティーさがちらほら見え始め・・・
トロピカルな雰囲気がプラスされていきます♪♪♪♪♪♪♪
これは予想だにしなかった旨さで未熟者の私は撃沈です(^^;)
モルトを飲み始めてアイラに嵌った頃にこういう経験をしていれば・・・
などとつい思ってしまいますが、曲がりなりにもラフロイグ10年が
世の中で一番コストパフォーマンスの良いシングルモルトだと
信じて疑わず、多分一番量を沢山飲んでいる銘柄だけに
その違いの大きさにかなりのショックをうけました・・・・
つい口から「これ美味しいですね・・・」と漏らすと・・・
マスターが一言「昔の人はこれを飲んでアイラに嵌ったんですよねぇ」
としみじみと仰る・・・
こうなると、何でもっと早くからモルトを飲んでいなかったのだろうという
後悔ばかりが喉からあふれそうになりますが・・・
まぁ死ぬまでにこの感覚を味わえたという事を幸運だと思うことに致しました(笑)
ちょっと余談ですが・・・
現行のラフロイグについている紋章ですが・・・
(今更ここで言うまでも無いと思いますが)
正確には「Badge of Prince of Wales」というのだそうで
プリンス・オブ・ウェールズの副紋章なのだそうです♪
この紋章には「ICH DIEN」とかかれておりますがこれはドイツ語で
「私は仕える」という意味なのだそうです。
元々はエドワード黒太子のお母さんの実家、フランドルのエノー伯家から伝わった
物なのだそうですが・・・、
ボヘミア王のヨハンが百年戦争に際に兜に付けていた物を、エドワード3世が
両目を失明しながらも勇猛果敢に戦い戦死したヨハンの兜から抜き取り
息子のエドワード黒太子に与え、エドワード黒太子はこれを上着の胸に縫い付けて
百年戦争の時にお守りとして使ったというお話もあるそうで・・・
いずれにしても、エドワード黒太子はウエールズ公国をまかされていて、
歴代のイングランド王太子はウェールズ公に就任することが伝統となり、
「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号は、イギリス王太子の代名詞となり
黒太子がお守りとしていた紋章もそれ以降イギリス王太子の紋章として
今も受け継がれているのだとのこと・・・
こういう逸話もチラチラと勉強しながらモルトを飲むというのも
またモルトの美味しさに拍車をかけるようで楽しいですね(^^)
余談の行は以下のサイトを参考にさせていただきました↓
紋章学入門の入門
http://www.h3.dion.ne.jp/~t.r.s/today/001-050/045.html
神聖ローマ帝国の旅
http://blogs.yahoo.co.jp/fbdby107/61007827.html
そして・・・まだまだ懲りずにこちらでの飲みは次回へ続きますm--m
#ラフロイグ