ロバートブラウン 特級 ハイボール
特級時代のボトル・1989年以前のものです
スプリングバンクを飲んだ後で香りの話から色々とモルト談義に花を咲かせて
おりました所ジャパニーズの話になり、そこから更にグレーンの話になりました(笑)
私(以前の記事でも少し触れたんですが)未だ蒸留所はキリンの富士御殿場蒸溜所に
しか行ったことがないんですが、そのとき初めてグレーンウイスキーの原酒を頂きました。
ここはモルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまでを一貫
して行う、世界でもあまり例を見ない蒸溜所なんだそうです。
御殿場蒸留所のポットスティルです。中まで入れて見せて頂きました(^^)/
予断はさておき、現行のキリンのウイスキーはあまり頂いたことがなかったので、
はてさてどんなものかと興味心身に何種類か飲ませていただいたのですが、とにかく
スゥイーティーで穏やかな香り、角がほとんどなくスムースでクリーン。
とにかく飲みやすいといった印象でした。
御殿場シングルモルトは、やはりブレンデッドと比べると主張の輪郭が顕著に現れていて
なかなかの味わいでしたが・・・私が一番驚いたのはグレーンの美味さでした♪
ブレンド体験をさせていただいた時に、好みのブレンドで自分だけの一本を作るという
しゃれた企画の他に、現行のロバートブラウンをテイスティングしてそれと同じ味に
するにはどういった配分でブレンドすればよいか?といったクイズ形式のブレンド体験
がありまして、なかなか面白かったんです♪
ブレンド体験風景
ブレンドの対象になるのは用意されたブレンド比率の違う4種類のボトルだったんですが…
それぞれの香りや味わいをしつこいほど味わった結果・・・シングルグレーンが一番美味い!!
モルト原酒はたぶんシーバス系列のどこかの蒸留所から入れてるのだろうと推測されますが
(聞いたんですけど教えてもらえませんでした…笑)
味わいバランスともにグレーンがとても美味しかったんです♪
ロバートブラウンと同じ味にするという主目的はどこかへ飛んでいってしまって、用意して
いただいた4種類をひたすらテイスティングしていた私(笑)
勿論、比率を当てられるはずもなく結果は惨憺たるものでした・・・
そんな昔話をしていた所、(めちゃめちゃ前置き長いですね・・・)マスターがこのボトルを
出してきてくれたんです。
以前にも同じようなパターンの話をして飲ませていただいたことがありましたが、今回は趣向
を変えてハイボールで頂きました♪
ラストの一杯に相応しく、さわやかな中にコクと甘みとが溶け合って色々な感覚をリセットして
くれるような一杯でした♪
ロバートブラウン 特級ボトル ハイボール とても美味しく頂きました♪
#ブレンデッド・ヴァッテド