最近お客様との間でよくお話しするのが、携帯電話のことです。
携帯電話って便利だけど不便なところもあるよねって言う話です。
その内容とは、携帯電話でいつでも話が出来るのは便利だけど会社が終わってからも仕事の電話があったりして、気が休まらないと言う事でした。
確かに、携帯電話は僕も良く使っておりますので今では、無くてはならない必須アイテムだと思います。
ですが、特にサラリーマンの方々はそうなんでしょうけど仕事が終わってからも会社から電話が鳴り、せっかくお酒を愉しんでいても本当のリラックスが出来ないという方もいらっしゃいます。
BARで「携帯電話をマナーモードにしてください」というのも同じことが言えるのではないでしょうか?
携帯電話の着信音が、逆にストレスに感じる時があり、それが無い場所としてBARに来る方もいらっしゃいます。
だから、極力私も皆様のご協力をお願いしている部分もあるのです。
他にお客様がいなければいいのか?
許される部分もあるかもしれませんが、そこはモラルの部分で考えて欲しいと思います。
そして、最近皆さんが良くお使いになられているi-podやi-pad等のモバイル類も考え物です。
BARへ来て、i-podやi-padを使う方も多いですね。
仕事のスケジュール整理や管理をされる為に使われる方、お店が混雑していて暇つぶしに使う方、一緒に来た方へ写真などを見せたりする時とか。
これは他のお客様にご迷惑をおかけしているわけでもなく、お客様自身の時間の使い方だと思いますのでよろしいと思います。(ただし後者は暇つぶしに使われると言う事は、愉しまれていないと言う事になりますので私共の不徳のいたすところでもありますが・・・。)
ですが、音を出しながらゲームをしたりi-podやi-padから流れる音楽を聴き始めたりするのはいかがな物でしょうか?
中には、記念の映像かもしれませんが音声を出しながら動画を見ていたりといった事があったりします。
確かに便利なツールだとは思います・・・が、使う場所やタイミングは読むべきなのではないでしょうか?
先日、音を出しながらゲームをされていた方がいらっしゃいました。
他にお客様はいらっしゃいませんでしたので、暫くは黙っておりました。
・・・がもし他のBARでもこのような行為をされたら・・・と思うとただただ悲しくなってしまい、不本意ながら厳しく注意をさせていただきました。
BARは、少なくともゲームをするための場所ではないと私は信じております。
自分の作り出す空間には、これを許されると思われてしまったのかと思うと本当に悲しい事です。
更なる精進が必要だと、思わずにいられません。
注意された方が、これからBARにいかれる時に「あっこれはやってはいけないんだな」と思っていただければいいのですが・・・。
私共も注意したくて注意しているわけでは無いのです。
次へ繋ぐ為の切なる思いでもあるのです。
BARの使い方は、人それぞれだと考えます。
最初から、わかっている人はいないでしょう。
だからこそ口うるさい部分もあるのです。
私は、分かっている人だけがくればいいとは思ってないです。
誰かが伝えていかなければ、知らない人たちはそのまま歳を取っていくことになります。
BARの文化とか、そういうと堅苦しく思われるかもしれませんが、大人だからこそ大切な事なのではないでしょうか?
許してくれるBARもあれば許してくれないBARもあります。
でも許してくれるとか許さないとかという問題ではないのではないでしょうか?
BARだけに限らず、すべてにおいて必要な事だと信じております。
文章が下手で、私が言っていることご理解いただけないかもしれません。
その点は、平にご容赦願いたく思います。
出来る限り、伝えて行きたいのです日本の良きBAR文化を・・・。
#バーテンダーの独り言