さてさて今度は、スピリッツレシーバーに流れ出るニューポットの見学です。
こちらは、開けて見る事はできないので窓からということで・・・。
調度本留(ミドルカット)の部分でアルコール度数は約80度程度だそうです。
ということで製造までの工程を見学させていただいた後、向かった先は製樽場へ。
製樽場では特別に樽のリチャーの現場を見学させていただきました。
樽は、3回程度の再利用を繰り返します。
熟成の回数が増えると樽からの成分が少なくなる為、ウィスキーに与える影響も少なくなってきますので、こうしてリチャーという樽の内側を焼いてもう一度「喝」を入れてやるのです。
白州では、樽の内側を焦がす具合は約1.5mmほどだとか?(違ってたらごめんなさい)
バーナーで樽職人(クーパーズ)が内側を丁寧に焦げが均等になるように焼いていました。
ちなみに面白かったのが、樽の中に染み込んでいたウィスキーが燃料の代わりになり、また満遍なく焼く為に何度もウィスキー(ニューポットだと思いますが)を樽の内側にかけていたのが印象的でした。
最初は、アルコール独特の青白い炎が立ち昇りますが、何度かウィスキーをかけていくと徐々にオレンジ色の炎が立ち昇ってきます。
こうなりましたら、火を消さなければならないのですがこの時はさすがに職人だなぁ~と感じさせられる瞬間でした。
炎が轟々と立ち上る樽の内側に、かけ水?を柄杓に1杯入れてそれを「バシャ!!!」という勢いで樽の内側にかけると一瞬でさっきまでの炎が消えました。
ちなみにその樽職人さんはその後、黙々と次の樽の修理に取り掛かっておりました。
この姿が本当に職人の姿と感じさせる光景でした。
そして、その樽の中に詰められて広大な敷地内の中にたたずむ熟成庫(ウェアハウス)へ進みます。
白州はラック式の熟成庫のようです。
次は熟成について書き込みます。
#バーテンダーの独り言