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五十一 カーデュ & ホームレス中年

さて、この日はグレンファークラス→タムデュー→ノッカンドゥと偶然に蒸溜所が現れ、この日の宿が決まっていないのでUPPER KNOCKANDOまでズンズン歩く 時刻は6時過ぎ。。。

民家が現れたなぁっと思ったらCARDHUの看板が。。。

それはいいとして、ここはUPPER KNOCKANDO。辺りを見渡すが、町というより集落にちかい。。。宿なんてあるのか??。。。

とりあえずカーデューの方へフラフラと

入り口近くに誇らしげにジョニー・ウォーカーのオブジェが。

道中、民家はあるが宿は無し。

不安になりつつもカーデュー蒸溜所に到着。

ま、せっかくなのでどこかに泊まる所はないですか?っという質問もしたいので入って行く。

普通なら喜ぶところだが、宿が決まっていないので気が気でない。。。

事務所棟に行くまでに所員と遭遇。

拙いエイゴで事情を説明し。。。ファイナルアンサー!。。。

「UpperKnockandoには宿はないよ、Aberlourにはあるけどなぁ」

・・・

やってもうた・・・

アベラワーって、もうバスはないし歩いて行く事はできるけど、すうでに午後6時をまわってるし・・・

呆然としていると、何の慰めかスチルハウスに招き入れてくれた。。。。

気分が乗らないが、せっかくなので見せてもらう。

見終えると所員さん、私の大きな荷物を見てレンタカーでないのを知り、どうすんの今晩?っと。

そんな事は私にも分かりません・・・

所員さん、心配そうに私を見ていたが、とりあえずその場を立ち去る事に。。。

蒸溜所を横目に見ながらフラフラとさまよう

もう一度、バス停に行ってどこか行きのバスはないか見るが無し・・・

町(村)中をウロウロしてみるが、やっぱり宿は無し・・・

歩いてアベラワーまで行って宿を探すなんて時間的に無理・・・

無計画すぎる旅なので、いつかはそんな事もあるだろうと寝袋は持ってきてはいる・・・

腹を決め最終手段の野宿を決意・・・

二十代前半の頃はバックパッカーであちこちで野宿はしたが、35にもなって野宿とは・・・情け無い が、自業自得。

という事は野宿する場所を探さなければいけない。。。

一度、蒸溜所に戻り、駐車場の屋根のあるベンチに腰掛けここなら雨がしのげるかなと思案していると、さっきの所員さんがやって来て、「ここで寝るつもりなら、やめてほしい・・・」っと言われまたまた退散 当たり前か。。。

途方に暮れつつも、雨露をしのげる場所を探していると、またまた人懐っこいスコッツに話しかけられ、またまた拙いエイゴで事情を説明。
 
図々しい私はダメ元で「家に泊めてくれない?」っというも、それはちょっとと困らせるだけ(笑)。困り顔で「あっちに行ったら教会やら公園があるから、そこでキャンプしなよ!」っと明るくアドバイス

ハイハイ、アドバイスありがとうっと、立ち去ろうとしたら、ちょっと待てと家に入って行く、おっやぱり家族と相談して泊めてくれんの?っと淡い期待を抱くも・・・なぜか、野宿するならと水をあげると2㍑のペットボトルを取りに入っただけであった・・・
「あ、ありがとう」っと言ったものの、重たい荷物の上に2㍑の水なんて重いし・・・

言われるがままに小さな学校と教会へ

学校も教会も屋根の寝れる場所は見つからず、公園のベンチで小休憩。。。

目の前にある物が。。。

よし!これや

で、これに潜り込んで一夜を過ごしました。。。

朝起きて、2㍑の水で歯磨きをしながら撮りましたこの写真

まったく35にもなって情け無いホームレス中年デス。

はい、この先で野宿しました。奥には蒸溜所の煙突も見えますね。

さすがに野宿、朝早ぁーくに目が覚めたのでどうするかを思案。

バス停に行くと早い時間にバスはある。

サラディンボックスにカーデュをちゃんと見学していない。。。

バスが来た。。。スチルは見たし!っとバスに乗る

あとで聞いた話ですが、スコットランドは野宿は禁止らしいです。

#蒸溜所探訪記

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