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四十二 ブレイヴァル

さて、この日は日曜日。ほとんどの蒸溜所はやっていない。何も無いトミントールの街で1日過ごすのもどうだか。ブラブラと歩いてチャペルタウンにあるブレイヴァル蒸溜所へ行く事に

またまた昨日と同じB9008を歩く

バニラの香りのする花の香りを嗅ぎつつ歩く


アイラ(スコットランド全土)でも見かけた植物だがなんていう植物だろう。。。

昨日のピート採掘場まで来たところで地図を確認。
チャペルタウンは位置的にはB9008を東に外れた位置。。
右を見ると 舗装もされていない道が1本森に向かって伸びている。。。
位置的にはチャペルタウンは森の向こうと察する私。。。。
道はあるんだからどうにかなるだろうと右に折れる。。。。。


これは完全に個人的に掘り出してる跡だな。
横目に歩く
森の中をもう車なんて入れない道を、30分は歩いただろうか、やっと森を抜けたと思ったら柵・・・を乗り越える。


柵。と、抜けて来た森。

だが、抜けた先には。。。

絶景かな

スコットランドの蒸溜所で標高326mともっとも高い蒸溜所と知られてるダルウィニー蒸溜所だが、実はここブレイヴァル蒸溜所が350m以上(実際何メートルなんだろう・・・)と、標高の高さではナンバー1だとか。たしかにこの景色を眺めていると、それはうなずける。
しかし、我ながらいい写真や~

しばし景色と蒸溜所を眺めた後、丑年 牡牛座な私、牛さんにタッチしながら牧場を下る。


1973年(私と同じ歳・・関係ないか)とまだ新しい蒸溜所。
街の名でもあるチャペルタウンを意識したのかチャペルの様な蒸溜所とあったが、似た様なもんだが日本の結婚式場の様だ。

ここもノーヴィビター

事務所に人がいたので頼んで頼んでスチルだけ見せてもらう事に
オフシーズンで何やら工事しているので気を付ける様にと注意を受ける。

スチルハウスだけと言ったがここは熟成庫を持たず、シーバスの集中熟成庫に運ばれ寝かされているという。そのウチに出てきますがクライゲラヒの外れ(だったかな)に熟成庫群が確かにあった。

で、工事の作業に注意しつつご見学。

初留はワイドネック 再留はボールネック

スチルの数も2基と4基と変わっている。

スピリットスチルのネックは少し上を向いていた。

赤と青で色分けされてるんですね~

スチルハウスのみの見学なので10分足らずで見学終了。
ま、日曜で見せてくれただけでも良しとしよう。

さっきまで晴天だったのに曇ってきた。。。

チャペルタウンをぶらり

この街は宗教弾圧から逃れたカトリック教徒が移り住んだ街だそうな。たしかに当時は相当な山奥だったろうに、今でも路線バスは週に2本ほどしかないくらいだ。


街(村)中に小さなカトリックの教会がひっそりと建っていた。

また森を抜けB9008に出てトボトボ歩いていると、1台の車が停まり中から笑い声が。。。昨日のタムナヴーリンの宿屋の陽気なオッチャンではないか!「トミントールだろ!乗ってけー!」っと!ラッキー!
おかげで2時間半の徒歩での道のりか車に

なのでトミントールには早めに戻れたのでまた、ウィスキーショップに顔をだし、マイクに歩きでブレイヴァルまで行って来たよと言うと、自転車貸してやったのにと(翌日は借りる予定だった)。2杯(69’S・バンク!)ほど飲ませてもらい、帰りには宿で飲めよとダグラス・レインのサンプルのミニボトルをくれた。
パブでエールをひっかけ宿に戻りミニボトルをよく見ると、TAMNAVULIN30 年であった!メチャ美味やった!
この日も色々なスコッツに世話してもらった。感謝!

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