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秩父蒸留所感動の見学ツアー!(その1)

西武秩父駅から「秩父蒸留所」へ! 
 前日の嵐がウソのように、あり得ないほどいい天気でした。

入口に積まれてある樽材。樽の両側の「切り落とし」があり
なんだろうと思っていましたが、これは最後に理由が判りました。

駐車場にも樽材再利用ステキです! 

ゲストハウスにクリスマスツリー!

さて!ここから蒸留所見学。少しずつバージョンアップ
しているという秩父蒸留所。主催して下さった方は何度か
見学されているとのことでしたが、やはり色々と違う点が
あって面白いとのことでした。

まずはモルト。 味見をさせて頂きましたが、そのまま袋
詰めにしてスナックとして売れそうなパリパリ食感で美味

お忙しい中、丁寧に説明して下さる肥土さん。
今回はちゃんと(?)メモをとってみました。
(うーん。ズボラな私にしては初めてじゃないかい?(^^;)
 しかーし!メモを撮り慣れていないので、書ききれない部分続出!
 あまりアテにしないで下さいませ)

<モルト>
・1パッチ(1回にミルにかける量だったかな?)425Kg

・比率はハスク・グリッツ・フラワー 2:7:1 だが
 モルトの状態や季節で異なるとのこと。

(乾いていれば砕けやすいといった麦の特性もあるんで、職人の
 ノウハウ  的な要素あり)

・モルトはドイツや英国等から輸入。
(ティップル、オクスブリッジ等)
 いずれ国産の麦を使ってフロアモルティングを・・・とのこと。

・肥土さんのブログで現在スクスク成長中な麦は「みょうぎ2条」
 という国産品種。 ゴールデンプロミスを日本で栽培してみたが
 中身が出来ないような状態で、やはりその土地に適した品種が良い
 らしい。 

・基本的にノンピートモルトを利用。1年に1回、メンテナンス前に
 ヘビーピート(59.6PPM)を仕込むとのこと。

さて、こちらがマッシュタン。ちょうど3回目のスパージング中。
熱湯が投入されている状態です。
 熱湯投入の瞬間!初めて見ました。 感動ー! 

<マッシング>
 
・1回目は64度で30分
・2回目は76度 
 ここまでの2000リッターをウォッシュバックへ
・3回目は96度で、これは次回、再利用。 
・残った搾りかすは牛さんのエサになるそうです(^^)

世界にここだけ!のミズナラ様のウォッシュバック。

中では酵母君が元気に活動中! 24時間目だそうです。

<発酵>
・ウォッシュバック容量 3100リッター
 (それぞれ微妙ーに異なるとのこと)
・投入する酵母はプレス状のもので、4日くらいかけて発酵。


製造工程最後はポットスティル!
ポットスティルに近寄れるのは日本でもココだけ!熱気が伝わってきます。 夏場の作業は大変だろうなぁ・・・・

なんとも美しいーポットスティル。手作りなので
ネック部分にハンマーで成形した跡があります。日本の
銅鍋みたいだなぁ・・・

<蒸留>
・フォーサイス製
・初留 6時間くらい。
・再留 同じく6時間くらい。 ハートは2時間くらい。
    

フォアショッツからミドルカットのタイミングはスコットランド
ではスピリッツセーフに鍵がかかっているので、アルコール度数等
の数値で決めているようでしたが、ここでは香りを確認しながら
最終的に決めているとのこと。 それぞれ香りをかがせて頂きま
したが、かなり違うものですね。

蒸留は年に300回くらいになるそうで、最初はよくわからなくても
回数をこなすとそれなりに経験値があがってくるそうです。

貯蔵庫以降は その2に続きます。
 

#蒸留所

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