今回は、ソサエティの18周年を記念してボトリングされたグラント。昨年の暮れ、大晦日に少しだけ伺った際にいただきました。ビンテージは、近年よく目にすることが多くなった"鉄板"の呼び声高い1972です。
ソサエティのコードは、もちろん全部記憶していませんが(笑)、とりあえずビッグネームあたりは幾つか覚えているので、グラントだと分かったうえで飲みましたが、分からずに飲んでみても面白かったかもしれません。
Glen Grant 1972-2001 28y
The Scotch Malt Whisky Society
蒸留年:1972年10月
瓶詰年:2001年9月
Bottle:556
55.6%
【色】
鮮やかなバーガンディウッド。
【香り】
やや華奢で非常に華やかで鮮やかなシェリー、ゆったりと広がるクリアでジューシーなフルーツ香。クランベリーと薄いザクロ、ブドウ。ハッキリとした甘香だが濃密ではなく爽やかさを感じる。奥から少し控えめなバニラと生キャラメル。
【味わい】
サラッと滑らかな口当たり。ジューシーで甘渋いフルーツの香味が優しく華やかに広がる。濃いアメリカンチェリーのジャムと、僅かにパッションフルーツっぽい酸味。ごく微量に湿った鉛筆のようなニュアンス。徐々に湿った古木っぽさも。
【フィニッシュ】
合成皮革と濃いプラムジャムが、こもるようにムワッと口中に留まり、ブドウの皮と枯れ草を合わせたような苦味が残る。
ゆったり優しくフワ~ッと広がる華やかさと、繊細ながらしっかりと程良い厚みのある美味さが、とても心地良くて何だか弾むような気分になります♪
フルーティーな甘渋さと、ウッディな苦味がありますが、それらは程良いアクセントとして感じられ、全体的には柔らかで上品な艶っぽさが終始続きます。
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした(^-^)/
今回は、心地よいブラジリアン・ボッサからの1曲。
60年代終わりにデビューし、今もなお活躍するシンガーソングライター、ジョイスの2003年リリースのアルバム『Just A Little Bit Crazy』より"A Banda Maluca"です。
いわゆるボサノヴァ第2世代として活躍し、日本でも今でも根強いファンが多い彼女。カフェなどでBGMとしてジョイスの楽曲が流れていることも多いですね。
#グレングラント #スペイサイド #SMWS