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羽生 2000-2012 12y Ichiro”s Malt × Shinanoya “the GAME” 3rd Edition

今回は、信濃屋からリリースされた「the GAME」の第3弾、相撲ラベルが面白い羽生です。

昨年は、信濃屋プライベートカスクが5周年を迎えたということで、そのアニバーサリーボトルとしてリリースされました。

やはり興味深いのはレッドオークですよね。
信濃屋からのリリース情報、HPによると、試験的にホッグスヘッドの鏡版にレッドオークを使用したものだそうです。前回のミズナラと同じ仕様というわけですね。

羽生 2000-2012 12y
Ichiro's Malt × Shinanoya -the GAME-
Shinanoya Private Cask 5th Anniversary

蒸留年:2000年
瓶詰年:2012年
Cask:RedOak Heads HogsHead finish
Cask No.:360
Bottle:240/309
57.5%

【色】
鮮やかな赤褐色

【香り】
ややワクシーで鮮やかなフルーツと甘い木香。穏やかで静かに鼻に染み込んでくるような広がり。バニラクリーム、薄くチェリーっぽさから煮詰めたオレンジやオレンジタルトへ。シダーや軽めのドライシガー。奥に僅かな乳香。

時間を置いて、クラッシュアーモンド入りのホワイトチョコっぽさと濃いオレンジ。

【味わい】
滑らかでウッディな口当たり。やや樹脂っぽい粘り。古い木製家具とレザー感、カカオパウダーの甘苦さ、タンジェリンオレンジとメープルシロップ。舌に貼り付くようなようなスパイス感。やがて樹脂感とともに、僅かにタバコっぽいスモークを口奥に感じる。

時間を置いて、ミルクチョコやオレンジチョコ、蜂蜜、僅かに完熟プラム。

【フィニッシュ】
意外とスッキリとして淡麗だが、メープルシロップや濃い蜂蜜、古い木香が鼻奥に長く留まる。エキゾチックな雰囲気。

初めは、やや強めなスパイシーさがありますが、鮮やかなオレンジと木の香味が一体となって、深い味わいに仕上がっているように思います。

時間を置くと、さらに滑らかで丸いホワイトチョコのようなミルキーな甘さが出てきて、香木っぽさを強く意識し、エキゾチックな印象が強くなっていきます。前回のGAMEより、しっとりとした印象で旨味はこちらの方が深いような気がしました。

この羽生でウォッシュしたチーズがリリースされていますよね。僕も年末にマリアージュを楽しみました♪

チーズだけ食べると、ウッディで濃い目のクセがある味でしたが、羽生と一緒に食べてみると、爽やかなミルキーさと深い木香の余韻を愉しめる、素晴らしいマリアージュでした。


今回の1曲は、アメリカのピアニスト、ケヴィン・カーンが2003年にリリースしたアルバム『The Winding Path』より、"Cauldron Of Healing"です。

寒い日には、こういう綺麗な曲が聴きたくなりますね♪

http://www.youtube.com/watch?v=Jl0mecyTl7g

#羽生 #ジャパニーズ #信濃屋

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