今回は、もうお馴染みなったBBRの復刻ラベルからボウモアです。
ただし1987・・・。
個人的には石鹸が苦手なので、かなり身構えてしまいます(笑)
ただ、怖いもの見たさというか、怖いもの飲みたさで、
たまにパフューミーなモノにチャレンジすることもあるんですけど、
結果はいつも惨敗(>_<) なかなか手強いっすよね。
このボトルも、半ば「意を決して」という言葉が相応しいくらいの覚悟で
飲んでみました。大げさですけどホント苦手なんですよ・・・。
ボウモア
1987 23年
ベリー・ブラザーズ&ラッド
復刻ラベル
蒸留年:1987年
瓶詰年:2011年
Cask No.:22532
57.2%
【色】
やや赤みがかった明るい琥珀色。
【香り】
大人しく穏やかでゆっくりとした淡い広がり。
出汁や磯のような風味に、丸いピート香が柔らかく伸びる。
僅かに石灰の質感が鼻奥に。軽い蜂蜜っぽさ、渋めのイチジク。
【味わい】
口に含んだ瞬間に軽やかに石鹸があり、強めの刺激。
プレーンなシリアルやオールブラン、茹でピーナッツのような麦感。
ややドライなジンジャーが舌に貼りつく。グレープフルーツ。
やや焦げた木材っぽさに、桃の種に近い果肉のような渋さ。
【フィニッシュ】
やはり奥にソーピーな風味を持ちつつ、草っぽい苦み。
薄い生キャラメル感もあるが甘さは控えめ。軽く爽やかな余韻。
やはり・・・ありました。石鹸の香味・・・。パフュってますな~(笑)
石灰のような質感を伴ったパフューミーさに思わず「うっ・・・」と感じますが、
意外と出汁や磯の香りが強く、上手くカバーしてるような印象。
また、プレーンなシリアルを連想させる麦感は、
それがパフューミーな風味に繋がっていく雰囲気を感じると同時に、
(それが何であるか具体的に挙げられませんが)何かもう1つ足されると
かつての南国フレーバーを醸し出すのでは?、と感じさせる麦感でした。
ボウモアのパフューム。
今回は、出汁や磯の風味など海を連想させる風味もありましたので、
それほど強烈な個性として印象に残ることはなかったのですが、
少し前のような、ラベンダーっぽい花のイメージと結びつくようなパフュームは、
その芳香も深く強烈だった気がします。
でも、大好きな人はホント好きですもんね~。
やはり人の嗜好は色々なので面白いな、と思います。
余談ですが、香水の香りは好きなので、個人的にはパフュームとか
パフューミーという呼び方には少なからず抵抗を感じているところです。
本来パフュームとは、こういった香りではないと思います。
ですが、言葉遊びをするつもりもなく、一般的にそう呼ばれていますので、
特に異論を申し上げるつもりもないですのでご了承いただければ幸いです。
間接的ではありますが、香水の香りを知ることも面白いですよ!
機会があれば、その辺も記事にしてみたいと思います。
今回は珍しく(?)懐かしい邦楽から1曲。
EGO WRAPPIN'の"~Midnight Dejavu~色彩のブルース"です。
もう10年くらい前のリリースでしょうか。
当時、初めて聴いた時の鮮烈な印象を、今でも良く覚えています。
良く覚えていませんが、当時ヴォーカルは二十歳そこそこだったかと。
ジャズ、ブルース、昭和歌謡・・・この辺のキーワードは
決してメインストリームではないバンドシーンで一時期流行りましたっけ。
昨晩、久しぶりに動画を見つけて思わず聴き入ってしまいました(笑)
#ボウモア #アイラ #ベリー・ブラザーズ&ラッド