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タムデュー 1961 27年 シグナトリー ヴィンテージ

久しぶりのタムデューで、これまた古いボトルに出会っちゃいました♪
僕くらいの世代ですと、やはり樽の絵がデザインされた方を思い出します。

タムデューも、ここ数年クリーミーな旨味のある長熟モノが結構出ましたよね。
・・・って、そんなに飲めているワケではないんですけど。

比較的、若いものだとフレッシュ&クリーンなフルーツ感があって、
古いものになってくるとクリーミーさも加わってくるものも多く、
シェリー系も厭味の無い、しっとり華やかなモノが多い気がします。

さて、このシグナトリーはどんな感じでしょう・・・?
27年で長熟とまではいきませんが、60年代蒸留だけに期待が高まります。

タムデュー
1961年 27年
シグナトリー ヴィンテージ

蒸留年:1961年
瓶詰年:1989年8月
Cask :オークウッド・マチュアード
Cask No, :4338
Bottle :30/250
45%

※シェアのため簡易版でお届けします

【色】
鮮やかで濃い赤みを帯びた琥珀色。

【香り】
爽やかで綺麗な香り、穏やかだがしっかりとした広がり。
チェリーや淡いクランベリーを表面に、すぐに青リンゴ、滑らか。
シュガーフロストのシリアルにドライフルーツ。麦汁感。シロップ。

【味わい】
香りの割りにスッキリとしていて、シリアルやナッティーな麦っぽさ。
ロースト感は無い。始めはクランベリー、徐々にリンゴジャム。
ベタつき無く上品で綺麗な風味。クリーミーでは無いが果肉感がある。

【フィニッシュ】
湿った木屑に淡く若いイチゴ。穏やかで繊細だが程よく長い余韻。

一言で言うなら「綺麗系」です♪
上品なシェリー系ですね。

ありがちなシェリー系のエグみを含んだコテコテ風味ではなく、
表面の華やかさだけを切り取って、豊かなリンゴの果肉感や麦の風味に
加えたようなイメージを持ちました。

穏やかなのに、すごく深い所まで風味が広がり落ちていくような感覚。
大変勉強になりました。ごちそうさまでした♪


1965年にヴァーヴからリリースされた、ゲイリー・マクファーランドの大名盤。
SOFT SAMBA」ですね♪録音は1年前の1964年。
とりあえず全曲素晴らしいんですけど、中でもお気に入りの1曲を。
“I Want to Hold Your Hand”・・・ビートルズです♪

動画を貼るにあたって久しぶりに聴きましたが、いや~イイっすね♪
ビートルズがこんなアレンジなるとは!

もう大名盤なので改めて書くまでもないんですけど、
ビートルズ数曲の他にも、“ロシアより愛をこめて”も収録されていて、
ボンド・ファンも一聴の価値がありますよね!

ちなみに、僕の連想するボンドはロジャー・ムーアなんですけど、
「いやいや若造、ショーン・コネリーだろっ!」
との、ご批判は甘んじて受ける覚悟はできています(笑)

#タムデュー #スペイサイド

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