前回、前々回に引き続いて、ドイツのWhisky Fässleより。
今回は、スペイサイド・リージョンです。
・・・もちろん、そんな名前の蒸留所は無いですよね(~_~;)
話によるとファークラスとのこと。
なるほど、ファークラスお得意の「名乗らない系」ですか(笑)
他にも文字を入れ替えて別の単語にする「アナグラム系」だったり、
あまり面白くない「ダジャレ・語呂合わせ系」がありますよね~。
(注: 僕が勝手に○○系と呼んでるだけですのでご了承ください)
さて、個人的にファッスルは華やかでフルーティーでシロップ強めな印象。
もちろん個々の個性はあるんですけど、全体的にキャラが似ている気がします。
このボトルも例外ではなかったのですが・・・。
スペイサイド・リージョン
1969 41年
Whisky Fässle
蒸留年:1969年
瓶詰年:2011年
Cask :バーボン・ホッグスヘッド
Cask No.:2671
55.1%
【色】
鮮やかな琥珀色。レモンティーに近い色合い。
【香り】
酸味を帯びたフルーティーさと、こんもりと丸い木の香り。
しっとりとしていて穏やか、緩やかな広がり。マシュマロ、白木。
レモン香の消しゴム、若いイチゴとバニラウェハース。
乾いた枯葉とオレンジっぽさが現れ、ほのかに茹でピーナッツも。
【味わい】
ハチミツとバニラが強めの甘さ、軽やかでスッキリとした口当たり。
クリーミーでしっとりバナナケーキ、軽くローストした麦の風味も。
徐々にナッティーな風味が現れ、オレンジティーのニュアンス。
くぐもった穏やかな広がり。刺激はほとんど無く優しい風味。
【フィニッシュ】
やや厚めのホットなスパイシーさを感じる。
ハチミツとチェリーが口中に残り、穏やかで長い。
いや~これは面白いですね。
一応、ファークラスだと聞いていますので、それを前提にすると、
ジャム感は無いものの、しっとりとした甘さは強く感じます。
また、やや丸くこもった穏やかなクリーミーさも印象的でした。
実は、この後にも続けてファッスルを飲んでまして。
この後は、ロングモーン、ラフロイグと飲んだのですが・・・。
え~~っと。
写真、撮り忘れちゃいました・・・・・・あはは・・・
ん~、メモは残ってるんですけど、どうしましょう。
掲載するなら、どこかで写真をお借りしないといけませんしね。
やはり、ファッスルは一旦これで終了ということで、次にいきましょうか。
ファッスルのテイスティングでは女性ボーカリストを紹介してきましたが、
上記のような理由で、たぶん最後になりそうです(笑)
今回は、少し変化球でハンガリーの歌姫サローキ・アーギを。
1930~40年代に活躍したハンガリーの女優・歌手カタリン・カラーディの
作品をカバーしたアルバム「想い焦がれて~カラーディ歌集~」より、
“Mindig az a perc(いつだってそんな瞬間が)”です。
もともとは、もっとガーリーでポップな歌を歌っていたのですが、
このアルバムは、しっとりとした大人の女性の雰囲気で聴かせます。
#グレンファークラス #スペイサイド