MENU

失敗した(?)地元の酒屋でオールド・ウイスキー購入

昨日、会社の呑兵衛(大先輩)と話をしていたときのこと。

この大先輩、20年前は某酒販店で働いていて、
銀座のクラブへ御用聞きに行ったりしてたのだそう。
その後、事情があってウチの会社に再就職して現在に至ります。
(今の彼を見ていると、まあ十中八九、飲む・打つ・買うで身を滅ぼしたのだろう)
当時の話、特に洋酒事情が生々しくて面白いんです。

そんな大先輩が、近所の酒屋に置いてあったウイスキーの話をしてくれました。
聞くと、キリン・シーグラムの「サタディ」があるらしいです。 
キリンといえば御殿場。僕が住んでいる三島からも近い距離。
ここでは地ウイスキーということになるのでしょうか。

(まだ残ってるんだな。まあ、いかにも地元の酒屋らしいなぁ)
と、内心思いながらも、興味本位で在庫が残っているか聞いてみたら、
あと2本くらい残っているらしいです。
大先輩も2本買って、すぐに空になってしまったそうです(笑)

これは救出せねば(?)と、その酒屋へ。
ウイスキーの棚の一番下に、これでもかとホコリをかぶった「サタディ」が。
大先輩の言葉通り、残り2本でした。

ご存知の通り、キリン・シーグラムの「サタディ」は2種類あります。
「サタディ1」は、"Light & Smooth"と書かれていて、軽めの味わい。
「サタディ2」は、"Mellow & Body"で、コクを売りにしていました。
1984~1992(昭和59~平成4)まで販売、従課特級・40%。

結局、店にあった残り2本を買うことにしました。
見ると、貼ったばかりと思われるラベラーに「500」と。
恐らく、大先輩が買った後に貼ったものでしょう。
当時は、2500円で売っていたようで、500円は随分と安いです。
(当時の価格は知らなかったのですが、ボトル下に薄汚れたラベラーがあって、2500と書かれていました)

他にも面白そうなモノがないかと物色してみると。
サントリーの「ELK」と、「21」がありました。
「ELK」は、1985~1989(昭和60~昭和64・平成元)に販売していたもの。
ウイスキー1級・40%。こちらは、「1600」と書かれていました。
「21」は、「Q」発売の翌年1984年から販売していたもの。
従課特級・40%。 こちらも「1600」と書かれていました。

「ELK」と「21」をレジへ持っていきました。
え?買うの?と、やや驚いた表情の店主(笑)
ラベラーが薄汚れていて、ほとんど値段が見えないのいいことに早速交渉。
すると、2本とも1000円でいいらしいです。

「古いし遊びで置いてるんで・・・」と照れ笑いをしながら、
エプロンの裾でボトルのホコリを拭く店主。
で、「サタディ」も2本欲しいと言ったところ、4本で計3000円のハズが、
2500円でいいと言いました。
元々の値段で言うと、4本で8200円だから、約70%オフということになります。
もちろん全部購入しました。

まあ、この辺は自慢でも何でもなく良くある話ですよね。

店主も売れないモノが売れてホクホク顔。
僕も、思っていた以上に安くなってラッキー。
これがWIN-WINの関係か(え?)

というわけで、写真がコチラ。
「サタディ」は2本写してもしょうがないので1本のみ(笑)

と、まあこんな感じで、オールドボトルを買いました。
で、タイトルに戻ります。
ん? 何が失敗かって?
その大先輩が残り1本しかない「サタディ1」を買っていて、すでに空だということ。
地元の酒屋をキチンと調査しておけば、きっと入手できたでしょう・・・。

・・・という、ウイスキーマニアなら誰でも一度は経験したことあるはず、な失敗談。

ま、後生大事に持っていてもしょうがないので、
飲み仲間で集まる機会があれば 遊び半分で持っていこうかと思っていたり。
(誰も飲まなそうだけどね)

ちなみに、目下、捜索中なのが隣町にあった東洋醸造のウイスキー。
「45」や「ジュピター」、「マイルドカルセン」とか。
「JBA」は流石に無理だろうな。
以前、定年退職した方に聞いた話では、昔は夏祭りの振る舞い酒として、
地元の消防団へバケツにウイスキーやら焼酎やらを入れて配っていたのだそう。
それを紙コップですくって飲んだのだとか(笑)
古き良き時代の話ですね♪
でも、もう工場も跡形も無いしなぁ・・・。捜索難航中。

#独り言

この記事を書いた人