先週のスペイサイドウェイのイベントで飲んだクライヌリッシュ。
クライヌリッシュというよりは、むしろブローラだと感じた面白い1杯でした。
このことは、同席させていただいたきゃず3様と大いに盛り上がった話。
先日、ブローラを記事にされていたので、ではコチラはクライヌリッシュを(笑)
帰りの新幹線の中で、色々と想像を巡らせながら、
帰ってからも出来る限り調べてみましたが、文字から想像できるのは極僅か。
やはり飲んだ時の衝撃にはかないません。
そんな想像は後回しにして。
「ブローラっぽい」と思った最大の要因が“スモークと潮”でしょうね。
こういう出会いがあるからモルトは止められないんですよね~(^m^)
いやー面白かったです♪
クライヌリッシュ
1984 18年
シルバー・シール
蒸留年:1984年
瓶詰年:2003年
Bottle :166/265
57.3%
【色】
明るく、やや曇った琥珀色。
【香り】
しっかりとした厚み、ややドライでスモーキー。
フルーティーな酸味、アプリコット、レーズン、ザラメ。
僅かな埃っぽさ、渋みを連想させる枯れ葉。
【味わい】
しっかりとした輪郭と固さ。厚みよりもモサッとした風味。
薄いザクロ、レーズン、ワクシーではないオイリー感。
こもったドライフルーツっぽさ、イチジク、木屑。
奥から焦げた砂糖と柔らかい潮の風味。
【フィニッシュ】
紅茶飴、軽い塩気、ドライ、シナモンシュガー、木材。
軽めのスモーク、短くサッパリとした余韻。
やはり・・・特徴的なのはスモークと潮ですね。
どっしり重厚なフルボディではないですが、近年のワクシー感でもなく、
若いボトルに感じる若草系に通じる植物感でもない風味。
ごく少ない経験ですが、80年代クライヌリッシュのような焦げ感・燻香。
そこに潮の風味が乗ってくるわけで・・・ブローラっぽいです。
片や、その日に同時に飲んだブローラはクライヌリッシュ的なフレーバー。
まさか新蒸留所で製造したものを「ブローラ」で出してるわけは無いので
そちらはブローラなんですけど・・・。
旧蒸留所施設(ブローラ)の操業停止・閉鎖の前後を探ると
色々と面白いことが見えてきそうですよね。
まあ、飲んで飲んで様々な想像を思い巡らせるしかないわけですが。
そういった意味でも、とても楽しいクライヌリッシュでした♪
#クライヌリッシュ #ハイランド