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キャパドニック1972 36年 ピアレス・ダンカンテイラー

ピアレスのキャパドニックは美味いですよね~♪
あ、いやキャパドニックが美味いのかな?
う~ん、でも正直(これはちょっと・・・)、と思ってしまったキャパドニックもありましたし、やっぱりピアレスの、ダンカンテイラーの凄さも、このキャパドニックという銘柄のポテンシャルを大いに引き出しているのでしょう。

なんて、1人で今日も妄想しております(笑)

そういえば、以前の記事で’68の38年を紹介しました。
複数の南国フルーツ系フレーバーを感じながら、すっごく優しい味わいで、個人的に大好物な1杯だったんですが、今回ご紹介するキャパドニックは、また少し違う表情。

だからモルト飲みは止められないわけで。

キャパドニック
1972年 36年
ダンカンテイラー・ピアレス

蒸留年:1972年
瓶詰年:2008年
54.4%

【色】
オレンジとイエロー、やや赤褐色。

【香り】
マーマレードジャムのようなトロトロの滑らかさのある香りがトップに感じられ、
乾いた木材、ハーブ系の植物感があります。
すぐに薄いマンゴーの風味が軽やかに感じられ、グァバっぽさもありますが、
全体的に南国フルーツというには遠く、白桃の種に近い果肉の甘酸っぱさにも感じられます。それでもハッキリとフルーティーで爽やかな印象を放っているのは、さすがピアレス。
アプリコット、リンゴのドライフルーツ。安いチョコレート。

【味わい】
やや硬質な口当たりで、固めのキャラメルが少しづつ溶け出すような甘さがジュワッと感じられます。ややスパイシーさも。
アップルマンゴーと完熟パイナップルの果汁のような風味。
僅かに感じる渋さが、濡れた枯木のようでもあり、土っぽさも。
慣れてくると、徐々にナッティーさに気付き、カリッとした印象も感じられます。
フルーティーな甘さが強調されますが、生果物よりは缶詰や加工品の果物っぽい印象を持ちました。それが生果物より劣るという意味ではなく。

【フィニッシュ】
鼻に抜ける薄いマンゴーやパパイヤっぽい粘りのあるトロピカル風味が、
伸びるように長く、何とも心地よい余韻です。

フルーティーし過ぎず、適度に固さや木香も感じられ、飲みごたえも充分。
しっかりした骨のあるピアレスだな~と。
うん、美味いですね~♪

例えば、最近モルトを飲み始めた方、ホントまだ5~6種類しか飲んだことない方に、これを飲んでもらったらどうなるんでしょうね?その美味さに驚いて、すっかりモルトファンになってしまうのか、それとも普通にウイスキーの1つとしてスルーされちゃうんでしょうか?・・・興味がありますね。

そんなことを考えながら、つい地元の友人に飲ませてみたいなぁ、と思っていました。
そういえば、沖縄ではピアレスを1つも見なかったな・・・。

#キャパドニック #スペイサイド

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