スッキリとしていながら、豊かな麦の風味に包まれ、繊細さと程良い厚みを感じるグレン・グラント。"ふくよか"っていうのは、こういうコトなのかと思いました。
もちろん、個人的にバシバシとシェリーが効いてるモノよりも、繊細さと上品さを持ったモノが好きだっていうのも、かなり加味されてるんですけど。
どうも個人的には、ピート感よりもゴム感のほうが口の中でゴリゴリな印象を持ってしまうのです。
とか言いつつ、寒い日には「ちょっと飲んでみようかな」なんて気になるので、最近では正直あまり気にせず飲もうかとも思っているんですが・・・。ま、気に入っちゃえば何でもアリなのかもしれませんね。
美味しく楽しめればOKです♪
1973 34年
ザ・ウイスキー・エクスチェンジ
蒸留年:1973年7月6日
瓶詰年:2008年4月22日
シェリー・パンチョン Cask No.1856 54.7%
さて、ザ・ウイスキー・エクスチェンジのグラントです。
「シングル・モルツ・オブ・スコットランド」シリーズからの1杯。
このシリーズ、比較的よく目にしますし、結構いろいろと美味しかったイメージがあります。だから、っていうワケではありませんが、このグラントも美味しかったですよ♪
【色】
やや赤みを帯びた鮮やかな琥珀色。
濃い色ですが、クリアな印象。
【香り】
ベリー系のフルーティーさが爽やかな甘酸っぱい香りで、軽やかに広がります。
アプリコットとリンゴのドライフルーツ、適度な焦がした砂糖のような香り。
メープルシロップのようでも。奥にアーモンドのようなナッティーさ。
全体的に滑らかで、ゆったりとした印象ですね。
【味わい】
口当たりは丸く滑らかで、ややオイリーなトロトロ感。
でもベタッと貼り付くような感じではなくて、弾力があるような粘性。
メープルシロップ、ザラメのような甘さが最初に現れ、ジュワッとクランベリー、ブドウっぽい若干のフルーティーな渋さ。湿った土っぽい感じ→カカオの粉っぽさ。
奥から徐々に麦、チョコチップクッキー。
刺激は少ないですが、やや乾いた印象です。
【フィニッシュ】
チョコレートでコーティングされたイチゴ。ゆったりと長くメロウ。
適度に麦芽の風味が鼻奥に感じられ、素朴な温かさも。
はい、大好きな味です♪
コイツは美味かったですね~!ゆっくり、じっくり飲みたい1杯でした。
ゆっくりと重ための甘さを感じて、そこからジュワッとフルーティーさが現れる感じが、すごく良かったです。
まだまだ残ってましたね・・・。
今は仕事が忙しくて、そこに行けそうにないのですが、あと10日後くらいには・・・。
もう1度じっくり愉しみたいなぁ~♪
飲まれた皆さん、いかがだったでしょうか?
まだ、飲まれていない方、飛び上がってガッツポーズしたくなる、とまでは言いませんが、落ち着きとホッとする安心感たっぷりのグラントだと思いますよ!
#グレングラント #スペイサイド