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ベンリアック 12年 シェリーウッド

「シェリー樽熟成の原酒を100%使用」
キャッチコピーには、そう書かれてあります。
通常のベンリアックは、約20%程度なのだそうです。

さらに、こう書かれています。
「使用しているシェリー樽は、香り豊かで辛口のオロロソが60%と、極甘口のペドロヒメネスが40%」
この比率によるものなのでしょうか。
繊細ながらシャープ、スッキリとしているのに豊かなコクを感じます。
それはもしかしたら、43度ではなく46度だから、ということも関係しているかもしれませんね。

ベンリアック 12年
シェリーウッド

シェリー樽の不足については、以前からよく言われていますよね。
そこへきて100%シェリー樽で熟成されたベンリアック。
どれだけ贅沢なモルトか、ということが良く分かるかと思います。

【色】
濃い赤を帯びた銅色。

【香り】
ツンと鼻に突くくらいの甘さを強く感じます。
クランベリー、ブドウのようなフルーティーな甘さと、キャラメル・シロップのような人工的な甘い香り。ブドウはマスカットに近いスッキリとした印象。
その甘さに包まれるようにハッキリと穀物香があります。
シリアルやバタークッキー。
濃く深い甘さではなく、しばらくするとミルクチョコのようなニュアンスも。

【味わい】
ややベッタリとした口当たりとともに、滑らかでフレッシュなフルーティーさが口中に一気に広がってきます。クリアで端正、上品な印象ですね。
香り同様にフルーティーな味わいが強く感じられます。
濃い柑橘系、マーマレードのような甘さ、オレンジチョコ、僅かにグレープフルーツ。
やや紅茶葉のような味わいも感じられ、ラズベリー・ティーのようなフレーバー・ティーっぽい感じ。

【フィニッシュ】
舌の奥に甘酸っぱさを感じつつ、フルーツキャンディのような甘さが長く続きます。

全体的なバランスも良く、最初に感じた香りや味わいの印象が崩れない印象。
端正で上品なところなんかは、スペイサイドのオフィシャルに総じて感じられる雰囲気だと思いました。100%シェリー樽なのにスッキリとしているのも面白いですね。

これがカスクなら、18年熟成なら、どんな風に変化するんでしょう??
そういった先のコトも想像させるような美味さでした♪

ベンリアック蒸留所は『ディスティラー・オブ・ザ・イヤー2009』を受賞したこともあって、このシェリーウッドも、もう多くの方に飲まれていますよね。
これから注目していきたい銘柄です!!

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#ベンリアック #スペイサイド

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